正しい道を選んで歩むのが人生...?「ワクワク」を基準にしよう!/中道あん

20代で結婚、2男1女を授かり、主婦として暮らしてきた中道あんさん。でも50代になると、夫との別居、女性としての身体の変化、母の介護...と、立て続けに「人生の転機」が訪れます。そんな激動の中で見つけた「50代からの人生を前向きに過ごすためのヒント」。

学校では常に「正解」を求められ、親からは正しくあれと躾をされ...いつも「何が正しいのか」を考えていた中道あんさん。しかし、大人になってから「正解」について気付いたことは...

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私たちは子どものころから「正解」を選ぶ訓練を受けて育ってきました。

学校のテストがそうですよね。

そういえば、幼稚園の入園テストでのこんなことがありました。

園長先生から「ニワトリの子どもはなんですか?」と聞かれ「ニワトリの子はニワトリやん」と答え、周りの大人に笑われて幼心が傷ついたことを覚えています。

正解は「ひよこ」ですが、やっぱりニワトリでもいいんじゃないでしょうか。

小学校に入ればテストが、中学生からは、中間や期末テスト、模擬試験に入試。

ずっと「正解」を答えまくっている人生です。

親からは、ちゃんとしなさい、正しくあれと躾をされていましたから、いつも「何が正しいのか」を考えるようになりました。

人生とは「正しい道を選んで歩むもの」だと思っていました。

親の監督範囲にいる間はそれで良かったのです。

窮屈でしたが、言われる通りにしていればいいのです。

でも一歩社会にでれば、正解は人の数だけあるのではないかと考えるようになりました。

どうでしょうか。

例えば、結婚生活がそうですよね。

自分が正しいと思っていたことが、相手にとってはそうでもない。

なんてことは既婚者ならば経験があるではないでしょうか。

結局は、自分の世界が広がれば広がるほど、正しさなんて曖昧なことだと思うようになったのです。

自分が選んだことが「正しい」道なのです。

だから自分の心と直感に従って「こっちだ」と決断してきました。

ごく最近、直感に従って決めたことでめちゃくちゃ楽しかったことがあります。

たまたま見たSNSで「何もしない旅」という企画を見つけました。

発信者は、以前受けた講座で席がとなり同士になった女性です。

SNSを通して活動を拝見するだけにとどまっていたのですが、「気になる!」とコメントを残しておきました。

すると、連絡をいただいて、「行ってみたい」という気持ちと直感に従って参加することに決めました。

待ち合わせは長野県の松本市。

新幹線の中で一緒に行くメンバーを初めて知るという緩さ。

「何もしない旅なら、何も分からない方がむしろ楽しい」とさえ思っていました。

大自然の中でぼんやりとした時間を過ごしたり、原生林の中で寝そべってみたり、ハーブを摘んでお茶の時間を作ったりして、充実した旅を満喫できました。

ほんと直感に従って良かったと思います。

直感力は、磨く、とか、鍛える、みたいに言われることもありますが、私の場合は、「決断に時間をかけてこなかったこと」が功を奏していると思います。

洋服選びや外食するお店などもパッパッと選びます。

たまに失敗しますが、そんな時は「何故なんだろう?」と原因を見つけるようにしているので、だんだん失敗もしなくなりました。

普段の生活でも、「正しさ」よりも「ワクワク」で選んでみてください。

すると物事を頭で考えるよりも体で感じられるようになり、選択に迷いがなくなってきます。

私たちは、正しいことをするために生きてない、楽しいことをするために生きていると思う、今日この頃です。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
記事に使用している画像はイメージです。
 

中道あん


「女性の生き方ブログ!50代を 丁寧に生きる、あんさん流」主宰。Ameba公式トップブロガー。20代で結婚、2男1女を授かる。結婚22年で夫と別居。55歳「自分らしく生きたい女性のための発信塾」を起業。4歳になるイングリッシュコッカースパニエルと日々の暮らしを楽しんでいる。著書に『昨日とは違う明日を生きるための 新しい幸せの始め方(KADOKAWA)』『50代、もう一度「ひとり時間」』(三笠書房)がある

中道あんさんのブログ:アラフィフの生き方ブログ|50代を丁寧に生きる、あんさん流

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『昨日とは違う明日を生きるための 新しい幸せの始め方』

(中道あん/KADOKAWA)

15年前の私は、今がこんなに輝いているなんて、想像すらしていなかった。「家族のための私」から、「私のための私」に! Ameba公式トップブロガーによる40代からの人生を新しく構築する 「女性版ライフシフト」のバイブル。

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『50代、もう一度「ひとり時間」』

(中道あん/KADOKAWA)

20代で結婚、2男1女を授かり、主婦として普通に生きてきた。でも50代になると人生の転機が頼まれもしないのに訪れる。夫との別居、母の介護、女性としての身体の変化、子どもたちの成長。そこから見つけた「ひとりの楽しみ」をあますところなく伝え続ける、「あんさん」流のアラフィフライフ。50代からの人生を前向きに過ごすためのヒントが満載。

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