こんにちは。べにゆうの夫のKです。
家族の話を妻と交互に書かせて頂いてますが、今回は第10話。
前回は妻と息子との初対面の話をしました。
前回の記事:13歳の少年と、継母になる私の初対面。人見知り同士の気まずい「間」/キッチン夫婦(妻)
今回は父親が再婚することになった息子が抱いただろう心情と、結婚する相手に息子がいる妻の当時の心情を考えてみました。
息子が幼稚園の時に離婚をし実家の仙台に戻った私は、息子が中学校2年生の時に再婚。
離婚から6年が過ぎた頃に起きた東日本大震災での経験が大きなきっかけになり、人と人との絆の大切さを考えさせられた私は、一緒に歩んでいくパートナーが欲しくなりました。
息子に
「お父さん、結婚相手を探していい?」
と聞くと、息子は
「いいよ」
と意外とあっさり。
この言葉から私の婚活が始まり、妻にめぐりあう事が出来ました。
今考えると、その時の息子の心情はどうだったのだろう。
きっとかなりの衝撃は受けたはず。
新しいお母さん?
お父さんは僕以外に大切な人ができた?
僕は誰とどこに住むの?
などとたくさんの悩みと不安があったはずですが、息子はそんな様子を全く見せませんでした。きっと抱いていただろう複雑な思いを自分が父親としてどのくらいわかっていてあげていたのだろうか...。
心に大きな負担をかけていたに違いない、そうだ、息子はいっぱい我慢をしていたんだろう、あの子は我慢をする子だ...と今になって涙が出てきます。
一方妻は、子供がいる私と初婚で結婚することになり、言葉のかけ方一つから、息子とどのように接したらいいかを相当悩んだようです。
その時に妻がやってくれたことの一つは、息子のサッカーの試合を毎回観に来てくれたこと。
毎回車でしか行けない場所。私は子供たちの送迎で先に出かけていたので、妻は後から一人で試合会場に行かなければならない。
「車の運転は苦手、知ってるところしか運転できない」と言うわりには、住所を調べカーナビを使って来てくれていました。
それは少しでも関係を深めようとしたかったからの妻の行動でした。
言葉ではどう言っていいかわからなくても、伝えたいことがそこにあるんだと私は感じました。
焦らないで、少しずつでいい、お互いの関係を深めることができたらいい、妻はきっとそんな心情だったと思います。
いつのまにか少しずつその気持ちが息子にも染みてきた事は間違いないでしょう。
妻は自分の心情を簡単に吐露せず、自分の心に押しとめるタイプ。しかし不器用ながらも自分のできる限りのことに努力してくれたのがわかりました。
結婚前からも現在も妻とは子育てに対していろいろと話し合っています。
ステップファミリーや複雑な家族環境において、お互い分かり合うことに早道はないと思います。新しい家族ができるということを理解していても、心がついていけないのが現実。
それぞれ生きてきた環境も性格も違う、急に家族になるという状況を頭では受け入れる事はできていても、心がついていけるかうまくいくかどうかは別の話。
お互いの心を開いて分かり合えるということに近道はないと思います。
焦らないこと。
これが本当に大切だと振り返り思います。
今回紹介する料理は、息子が部活の時の朝食に作り続けたおにぎり3種です。 
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『キャベツとハムのおにぎり』
材料
小さいおにぎり・・1個 キャベツの葉・・1枚(おにぎりを包める大きさ)塩・・少々 ハム・・1/2枚 サラダ油・・少々
作り方
①キャベツの葉をはがし、塩を入れたお湯でさっと塩茹でをする
②茹でたキャベツの水けをとったらご飯をのせ、焼いたハムをのせる
③ご飯を上からのせて、キャベツごと丸めてできあがり
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『卵とケチャップライスのおにぎり』
材料
ご飯・・1/3杯 バター・・小さじ1 ケチャップ・・小さじ1 卵・・1個 サラダ油・・小さじ1
作り方
①熱したフライパンにバターをとかしご飯を炒め、 ケチャップを混ぜ合わせる
②フライパンに油を熱し薄焼き卵を作り、広げて冷ます
③薄焼き卵にチキンライスを広げ、卵が破れないように丸めてできあがり
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『アボガドの味噌漬けおにぎらず』
材料
ご飯・・1/2杯
アボカドのみそ漬け(アボガド・・1個 味噌・・大さじ3 海苔・・1/2枚)
作り方
①アボガドの皮を剥き種を取り半分に切ったら ラップにのせて味噌をまんべんなくぬり、一昼夜冷蔵庫で漬ける
②ラップの上に海苔を広げ、ご飯を四角にのせ、すりつぶしたお好みの量の①のアボガドをご飯にのせる
③上にまたご飯をのせ海苔をたたみ、ラップごと四角に丸めて10分程時間をおく
④半分に切ってできあがり
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