<この体験記を書いた人>
ペンネーム:gaspal
性別:女性
年齢:41
プロフィール:夫(51歳)、私(41歳)、小学生の息子の3人暮らし。共働き家庭です。
遠方で一人暮らしをしている80歳の義母は、節約に取り憑かれた人です。
その節約っぷりは度を越していて、もはや呆れるほど。
結婚後、義実家に帰省したとき、日が沈んで新聞も読めない暗さになっても「まだ電気をつける必要はない。電気代がもったいない」と電気を消されました。
また、私はハウスダストアレルギーなのですが、義母が電気代がもったいないからと掃除機を使ってくれません。
そのため、帰省するとまず義母に許可をもらってから掃除機をかけるのが決まりになっています。
アレルギーでクシャミが止まらなくても「鼻水はティッシュでなく広告の裏でかめば十分!」とも...。
これが世間でいう嫁イジメ...?とドン引きしてしまいます。
夫に相談すると、義母の節約は昔からで、しかも夫が子どもの頃はもっと徹底していたそう。
義母の節約の強制は私たちだけではありません。
義母宅から車で1時間ほどの場所に住んでいる義兄一家も、帰省して10人近くでテレビを楽しく見ていると「電気代がもったいない!」とコンセントを抜かれたようです。
また、義兄の子どもは男の子3人なのですが、彼らがまだ小学生の頃、義母宛のいただき物のお菓子を「おばあちゃん、食べてもいい?」と聞いたことがありました。
義母は「おばあちゃんの物だからダメ」とバッサリ。
甥っ子たちは「おばあちゃんが意地悪する~」と私に泣きついていました。
そんな中、2017年のお盆の帰省時にこんなことがありました。
義母の性格を把握していた私は、「スマホの充電をさせてください」と義母の許可を得て充電していました。
しかし、そのわずか10分後、たまたま充電していたスマホの横を通ると、なぜか充電器がコンセントから抜かれていました。
しかも、引きちぎられたようで、充電器のコードが切れていたのです。
こんなことをするのは義母しか考えられない!
義母に聞くと案の定でした。
「あらー、もう充電できてると思った。電気代がもったいないから抜こうとしたら、上手く抜けずちぎれたのよ」と何食わぬ顔で言いました。
長年の鬱憤も溜まっていた私は、ブチ切れて夫に伝えました。
夫は、義母に私への謝罪と修理代を要求してくれました。
しかし義母は「だいたい、嫁のくせに旦那の実家で電気代を使って充電なんて図々しいのよ!」と嫌味タラタラだけで、謝罪など欠片もありませんでした。
結局、修理代も私が全額負担です。
義兄からも謝られ、義姉も「力になれなくて、ごめんね」と。
こんな義母ですが、困りごとがあると「息子たちは誰に似たのか。きつい物言いをするから」と私を頼って電話してきます。
「お義母さんの自業自得でしょ!」と言ってやりたくなりましたが、そこはグッと我慢。
いいところもたくさんある義母です。
また、幼い時から苦労してきたがゆえに倹約家になったということも理解はしてはいるのです。
ただ、この「充電器破損事件」は今でも思い出すたびに怒りがわいてきます。
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