怒ってばかりでため息...でも、過去に戻れてもこの家族を選ぶと気づいた日/中島めめ

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こんにちは、中島めめです。

今回は、昔の自分と今の自分についてのお話です。

前回のエピソード:気になり出したら大騒ぎ!そんな私に冷静な判断をさせるものは...

幼い頃の私は、家ではよく喋るけど外に出たら途端に無口になる、といった子どもでした。

いろいろ話したい事があっても周りを意識してしまって上手に話せなかったのです。

家族の前では素の自分を出せるけれど、昔気質の父と気の強い母に対して面と向かって反抗する事も少なく、家の中でも大人しい子どもでした。

友達も少なかったのですが、似たようなタイプの子と一緒にいられる時は心が安らぎ、楽しく過ごせていました。

しかしそんな時がずっと続く訳もなく、自分の意見をはっきり言えないため学生時代は悔しい思いや惨めな思いもしました。

それでも大人になるにつれ少しづつ自分が出せるようになり、20代の頃は今思えばとても自由で気ままで楽しい日々でした。

華やかな出来事は何一つなかったのですが、決まった時間に働いて、ささやかだけど自分が欲しいものを買ったり、興味を持った事に好きなだけ没頭したり、生活の全てを自分のペースで決める事ができて、穏やかで落ち着いた毎日でとても幸せでした。

そんな日々が何年も続きましたが、30代後半に結婚、そして出産を経て二人の子どもを育てている今、昔の自分を思い出す事があります。

大抵子どもたちに対して怒ってしまった後に、ふと頭をよぎるのです。

「昔の私はこんなに大きい声を出して怒ったりした事なかったな」

「イライラする事もめったになかったし、毎日穏やかな気分でいられた」

つい、こんな事を考えてしまうのでした。

昔と今では状況も立場も違うから比べても意味がないのは分かっています。
独身の頃は自分の事にさえ責任を持っていればそれで良かったけれど、今は子どもに対して親としての責任があるし、家庭の中での役割も大きいので自由気ままで楽しい日々、というわけにはいかなくて当然です。

でもその責任や役割を果たさなければ!と焦るあまり、時間通りに物事が進まなくてイライラしたり、何度言ってもあとで、あとでと先延ばしにしようとする子どもたちに対して強い言葉を投げつけてしまったり...そんな自分にどっと疲れてしまう時があるのです。

いつからこんなにしょっちゅうイライラして怒りっぽい人間になっちゃったんだろう...もっといいやり方があるのかもしれないけど、どうしていいかわからない。

夕飯の支度の合間一息ついた時などに、さっき自分が子どもたちに取った態度が思い出されて無力感でいっぱいになったりしました。今日一日で一体何回イライラしたり怒ったりしただろう?

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でも、もし過去の穏やかな頃の自分に戻る事が出来たとしても、私は必ずこれまで歩いて来た道を再び辿ると思うのです。そうじゃないと今の家族に会えなくなってしまうのだから大変だ!と必死で道を探すだろうと思います。

そう思うと、自分には嫌なところもいっぱいあるし落ち込む時もあるけど、迷いながらでも今、ここにいられる事が幸せなんだな、と改めて気づくのでした。

あまり穏やかとはいえない日々だけど、ここでみんなと笑ったり泣いたり怒ったり、いろんな事を乗り越えて生きていけたらいいな、と思っています。

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平凡な毎日。なのに愛しくって、ときどき泣けてくる。
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健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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