<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ごんちき
性別:男性
年齢:47
プロフィール:宮城県の会社員です。妻と二人暮らし。子どもはいません。
私(47歳)と妻(57歳)の現在住んでいる貸家には、変わった隣人が住んでいます。
恐らく私と同年代の女性で、普段の様子から特に定職に就いているわけではないようです。
同居している親の収入で暮らしていると思われます。
毎日家の前をウロウロしては、知り合いを見つけていつまでも話し続けるか、自転車でどこかへ出かけるかの生活です。
同居している親とは仲が良いのか悪いのか分かりませんが、毎日大声で怒鳴りあっている声がうるさいくらいに聞こえてきます。
別段悪い人ではなさそうなのですが、自分の見た目には無頓着。
髪はボサボサで、話し方も乱暴な言葉使いをよくしています。
そんな彼女の問題は、とてもおしゃべりが好きで、話し出すとキリがないことです。
そして、気になったことは自分の気が済むまで根堀り葉堀り聞き出そうとし、自分が話をするときは、こちらが興味がないという態度を示しても、気にすることなく延々と話してきます。
正直、勘弁してほしいです。
また、運転免許がなく移動手段はもっぱら自転車なので、行動範囲は決して広くはないはずなのに、どこにでも出没します。
あるときは、家から5kmほど離れた駅で駅員相手に話しかけている姿を見かけたかと思えば、またあるときは、家から10kmほど離れたショッピングセンターに出没し、やはり店員とおぼしき男性と話しているのを見かけました。
他にも市内のありとあらゆる場所に出没し、老若男女にかかわらず話しかけているようです。
もちろん貸家を訪ねてくるガスサービス店、水道局、新聞の集金といった業者さんたちにも、彼らの都合を無視して話しかけます。
話し方は「〇〇だない」とか「んだすぺ」のような方言丸出し。
でも、親しみやすいせいか、みんな彼女にいろいろしゃべってしまうようです。
その結果、この隣人はやたらとおしゃべりな情報通になってしまいました。
ある日、家の前で会ったので話していると「あんた〇〇に勤めているんだべ?」と言われました。
「え、なんで知っているんですか?」と聞いたら「〇〇さんに聞いたんだ」との返事が。
他にも妻の両親のことだったり、私の前の職場のことだったり、私の趣味のことだったり、どこから情報を仕入れてくるのか、教えたはずのない私たちの個人情報を知っているのです。
とはいえ、自分のことも隠す気配もなく嬉々としているし、人の悪口を言って回る様子もおかしな勧誘をする気配もなく、ただしゃべり倒すだけ。
悪気はない、異常なまでのおしゃべり好きなのです。
実害はないので特に警戒する必要はないのかもしれませんが、やはり少々気味が悪い、というのが正直な感想です。
会えばあいさつや会話はしますが、一線は引いてお付き合いしていきたいと思います。
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