料理をしたくない日だってある! もったいないと思っても「楽する」ものを使っていい/中道あん

20代で結婚、2男1女を授かり、主婦として暮らしてきた中道あんさん。でも50代になると、夫との別居、女性としての身体の変化、母の介護...と、立て続けに「人生の転機」が訪れます。そんな激動の中で見つけた「50代からの人生を前向きに過ごすためのヒント」。

丁寧にごはんを作ることが、気持ちの切り替えに役立っているという中道あんさん。けれど、そんな中道さんでも、どうしても料理をしたくない日だってあります。そんなときは...。

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一品ずつ、丁寧にごはんを作ることは、家で仕事をしている私にとって気持ちをリセットさせる良いきっかけになっています。

ごはんを作ることに集中していくと、仕事で使う頭が休まっていくのを感じたりします。

とはいえ、どうしても作りたくない日もあります。

そんな日のために、お助けアイテムを使うようになりました。

その1つは冷凍スープです。

街へ出かけると時々見かけるスープカフェ。

とても女性に人気なようですね。

スープは添え物のイメージがあって、これまであまり食べていませんでした。

最近は冷凍のスープも豊富に販売されています。

忙しい日の献立にスープが役に立ってくれたらいいなぁと、試しに購入してみました。

昔からあるコーンクリームスープや牛肉など入ったシチューなどたくさんの種類から自分好みなスープ8種類。

クール便の送料込みで5,400円と、1個あたりのコストが675円。

そこそこのいいお値段でした。

容量はマグカップ1杯分ほどです。

電子レンジで温めるだけで簡単。

しかも、とても美味しかったのです。

ただ、長年染みついたみそ汁×白ごはんの習慣があるのかまったりしたスープにどうも口が馴染めないようです。

お味噌汁なら7、8分もあれば作れます。

ダシ入り味噌を使えばさらに時短で作れます。

なので、さほどありがたみを感じられませんでした。

スープはちょっと自分の価値観には合わないなぁと思いました。

でもチキンや牛肉のシチューはお肉もゴロゴロ入っていて食べ応えを感じたので、こちらはリピートすることにしました。

シチューならごはんにも合うので、十分おかずになります。

これまで、手作り料理が中心の生活でしたので、食卓のお助けアイテムに疎いところがあります。

先日友人とご飯を食べに行った時に聞いたのが調理済のレトルト食品のこと。

友人はお孫さんの日中のお世話を任されており、育児に追われているんだそう。

聞けば、友人のように平日のスーパーにはベビーカーを押す中高年が増えてきているんだとか。

「子育て終了と思ったら、今度は孫育てだわ」と嘆きつつも楽しそうな様子に、孫がいても遠くに住んでいて交流がままならない私にはちょっぴり羨ましかったです。

ただ、そんななかでは、ごはんまでちゃんと作っている時間がなく、そこで調理済食品を使うようになったといいます。

以前から、私は粕や味噌漬けタイプの冷凍の魚をグリルで焼いていただいています。

味がついているので「ごはんのお供に最適」なんてお勧めしたら、なんと、すでに焼いたり、煮たりしたパウチ食品を購入しているんだそう。

スーパーのお惣菜コーナーに焼き魚や煮魚があるのは知っていましたが、それがレトルト食品になっていることを知りませんでした。

やはり魚は家で焼くものという固定観念を持っていたせいだと思います。

まさかそんな商品があるなんて...。

目から鱗が剥がれ落ちる思いでした。

彼女は、より美味しく感じられるものをと、いろんな魚やメーカーのものを試したそうです(結果ナンバー1は、とあるメーカーの鯖の西京焼きだったそうです)

安直にコレだと決めずに吟味しているところ、手は抜いても妥協をしていないところが素晴らしいと思いました。

家庭料理はお金をかけず、手間を惜しまずの価値観でしたが、「自分の時間」を大事にした場合、そうもいっていられない時期ってあると思うのです。

そういう場合は、「もったいない精神」をいったん棚あげして「楽する」ものを使っていいのではないかと思うようになりました。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
記事に使用している画像はイメージです。
 

中道あん


「女性の生き方ブログ!50代を 丁寧に生きる、あんさん流」主宰。Ameba公式トップブロガー。20代で結婚、2男1女を授かる。結婚22年で夫と別居。55歳「自分らしく生きたい女性のための発信塾」を起業。4歳になるイングリッシュコッカースパニエルと日々の暮らしを楽しんでいる。著書に『50代、もう一度「ひとり時間」』(三笠書房)がある

中道あんさんのブログ:アラフィフの生き方ブログ|50代を丁寧に生きる、あんさん流

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『50代、もう一度「ひとり時間」』(KADOKAWA)

20代で結婚、2男1女を授かり、主婦として普通に生きてきた。でも50代になると人生の転機が頼まれもしないのに訪れる。夫との別居、母の介護、女性としての身体の変化、子どもたちの成長。そこから見つけた「ひとりの楽しみ」をあますところなく伝え続ける、「あんさん」流のアラフィフライフ。50代からの人生を前向きに過ごすためのヒントが満載。

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