皆様こんにちは、『離活のためのアラフィフ貯金日記』の管理人"くるぴた"です。
ここでは昔、結婚生活中に起こった「おいおい、ちょっと待て」と思うような出来事などを中心に書いていきます。
【前回】仕事も家事も全部私!? 生活費の折半を夫に頼んだら...返された一言で芽生えた「ある決心」/くるぴた
【最初から読む】某巨大掲示板で知り合った彼と5回会っただけでスピード婚! しかし気になる謎の壁穴.../くるぴた
結婚生活をしていた頃、あると思っていた物がいざという時になくなっている、ということがよくありました。
自分でうっかり忘れていたり、しまった場所を勘違いしていたことも、もちろんあります。
しかし、元夫が黙って私の持ち物を使っていたり、自分の部屋に持ち込んでいたり、というパターンもかなり高い確率でありました。
勝手に使われたものは枚挙にいとまがありませんが、特に使われて困ったのがコンタクトレンズです。
普段は眼鏡派の私は、最初は気が付きませんでした。
でも、たまたまちゃんとした服装で出掛ける機会があり、コンタクトにしようといざ洗面所に行ってコンタクトケースを見ると、中身が空っぽ。
ビックリして探そうにも、普通はケースに入れたはずのコンタクトがその辺に落ちているなんてことはありません。
そう、元夫が自分の目に入れているのです。
いくら何でもそんなものを、と思われるかもしれません。
私もまさかと思いました。
いくら夫婦でも、共有できるものとできないものがあります、普通は。
特に私は左目が0.03、右目が0.08と、強度の近視な上に左右の視力が違っていて、しかも乱視も入っています。
元夫はせいぜい左右共に0.2ずつ程度だったはず。
普通ならめまいがしてもおかしくありません。
しかし元夫は、それでも私のコンタクトレンズを装着していることが、よくあったのです。
「度が合わなくても、裸眼よりは見えるぞ」
夫の言い分はこんな感じでした。
しかし、こちらとしては納得いくはずがありません。
歯ブラシを使われるよりはマシかもしれないけれど、自分の目に直接入れる物を人に使われるのは、やはり抵抗があります。
なぜ元夫が私のコンタクトを使うのか...。
それは元夫が大酒飲みだったからでしょう。
酔っ払って帰って来ては、洗面所で自分のコンタクトを落としたり、踏んだり、排水溝に流したりを繰り返していました。
酔った本人は探せないのでレンズを落とすたびに呼ばれ、洗面所の床を這うようにして探してあげたことも、数え切れないくらいあります。
私が知っているだけでも、結婚生活中に夫は自分のコンタクトを10枚以上失くし、私のコンタクトも4枚は失くしていました。
夫婦共に使っていたのはO2ハードレンズで、ソフトレンズや使い捨てレンズのまとめ買いよりは安いけれど、それでも当時、片方だけで5千円くらいはしていたと思います。
おかげでタダでさえ苦しい家計が、地味に圧迫されていました。
買っては失くしを繰り返すうちに、元夫はコンタクトを買うお金がなくなって、手近にある私のコンタクトに手を出すようになったようです。
あまりにもしょっちゅうコンタクトを使われる上に、ときどき失くされるので、私も自分のコンタクトは洗面所の収納棚ではなく、自分の部屋に置くようにしました。
すると、元夫は私がいない隙にこっそり私の部屋に立ち入って、コンタクトを持っていくようになってしまったのです。
コンタクトを使われるのも嫌ですが、元夫が私の部屋に入るのはもっと嫌でした。
自室には預金通帳や印鑑など、コンタクト以上に大事なものがあります。
信用出来ない人には絶対に入られたくないのです。
それ以来、私はコンタクトを完全に止めて、眼鏡だけを使うようになりました。
元夫がせめて事前に借りると言ってくれれば、こちらも咄嗟の時に困ったりしませんでした。
そもそもコンタクトを失くさないように、外してからお酒を飲んだりすれば、何の問題もなかったのに......
まあ、今から言っても仕方のないことですが。
元夫からすれば、借りる借りないという以前に、家にあるものは基本的に自分の物、という感覚があったような気がします。
そんな風だから、自分がお金を出さずに私が生活費を出していても、自分が払ってないことに対して負い目のようなものがなかったのではないでしょうか。
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