<この体験記を書いた人>
ペンネーム:Nagisa
性別:女性
年齢:50
プロフィール:晩婚でやっと主婦4年目。気持ちは20代の学生で、資格取得を目指していろいろ勉強中です。
私の母は、神社を代々継ぐ一族の出身です。
子どもの頃、母方の今は亡き祖父から、ご先祖がちょっと不思議な力を持っていた話をよく聞かされていました。
祖父は真面目で嘘をつく性格ではなかったので、それらは作り話ではないと思います。
長男である祖父は後継ぎになるはずでしたが、若い頃に家を出て実業家になりました。
そのせいもあるのでしょうか、いわゆるスピリチュアルとか宗教に傾倒しているわけではありません。
私もそういったものとは無縁な家庭で育ちました。
父(78歳)が非現実的なことが大嫌いな理系男子だったので、不思議な体験があったとしても、父の前では誰も口にできませんでした。
10年くらい前の事です。
米国に母の姉(78歳)が移住しており、両親が渡米して3人で米国内を長期旅行することになりました。
旅行中のある日、母は自分たちが乗った車が転倒し、事故を起こす夢を見たのだそうです。
その日はちょうどドライブをする予定で、夢を見てしまった母は出かけない方がいいと思ったそうですが、その理由を話すことができませんでした。
仕方がなく3人でドライブに出かけたのですが、タイヤに問題があったらしく、単独事故を起こしてしまいました。
車は逆さになり天地が逆に。
気を失っているのか、動かない父の姿が母の視界に入ったそうです。
その光景は、夢で見た光景と全く同じだったとか。
結局、父は軽症、叔母はむち打ち、母は胸の骨にヒビが入り一番の重症でしたが、早々に元気になって帰国できました。
事故にあって半年くらいたった頃、母はその予知夢とも言うべき体験について話してくれましたが、父には今でも内緒にしています。
母が今回のような予知夢を見た話は、それまで聞いたことがなく、このときが初めてです。
ただ、母は昔から勘が良くて、思春期の隠し事や知られたくないことを犬のような鼻を持っているかのように鋭く嗅ぎつけてきて、言い当てていました。
最近は母と電話で話をすることが多いのですが、今でも私が夫婦喧嘩をした後に限り、元気かどうかとか、仲良くやっているのかなど、とても心配そうな口調で尋ねてきます。
この人は他人の状況を、特に自分の家族に関して鋭く感じとっているみたいに思います。
昔から、純粋で少女のような性格で、穏やかで優しく、天然なところが可愛らしい母。
実は神官の血を引いているせいか、優れた霊能者なのかもしれません。
人気記事: タレも即座に手作り? アラフィフ主婦が改めて感服した...義母の「主婦力」《中島めめ》
人気記事: 《漫画》土産に高級ステーキ肉を持ち帰った私。受け取った義母の反応が...なんか変?<前編>
人気記事: 《漫画》長女が受験「運気上昇のために断捨離だ!」妻の決断が我が家にもたらしたものは...?<前編>
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。