窓を開けたままうっかり寝てしまい...寒冷地の我が家を襲った悲劇

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:ウジさん
性別:男
年齢:60
プロフィール:真冬の朝は氷点下になるのが当たり前の寒冷地で暮らしています。不注意から我が家は冬将軍に襲われました。

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娘が幼稚園、息子が2歳の頃の話ですので、ざっと20年ほど前のことです。

その日は節分でした。

妻(当時は30代半ば)は義実家の法事があって、泊りがけで出かけていました。

「まあ、子どもたちもそう手はかからなくなったし、いいんじゃない?」

小さい子から離れるのを気にしていた妻を、そう言って送り出した日の夜でした。

「さあ、ちゃんとご飯を食べないと、豆まきできないぞ」

「やだ! 豆まきする!」

なかなか食が進まない子どもたちも、イベントをネタにすると一気に夕食を平らげました。

小さな子ども2人と一緒なのでガッチリと豆まきをするつもりでした。

枡に見立てた小箱に豆を山盛りにしておきました。

初めて見る量の豆に子どもたちのテンションは最高潮です。

妻がいると「片付けが面倒」と一握りの豆でお茶を濁すことになるので、私もちょっと興奮していました。

「鬼は外! 福は内!」

声を上げながら、わしづかみにした豆を窓から外に向かって投げます。

息子も訳が分からないながらも腕を振っていました。

すると娘が、幼稚園で作ってきた鬼の面を指差しながら「お父さん、鬼だよ!」とはしゃぎ出します。

そこで子ども2人と寝室にしている一番奥の部屋に行って、豆まき遊びをすることにしました。

「うおお、鬼だぞ!」

「きゃあ、鬼は外!」

大はしゃぎで鬼役の私に豆を投げつける子どもたちとじゃれ合っているうちに、一緒に寝入ってしまいました。

気がつくともう明け方でした。

「...ふああ...いやあ、夢中で遊んで、つい寝込んじゃったな」

寝ぼけ眼で頭をかきながら居間の方に向かい、ドアを開けると...そこにはとんでもない光景が広がっていました。

「これはいったい...ヘックション!」

居間はまるで南極のようでした。

こたつの上に置いた湯呑のお茶は凍りつき、テーブルやチェストの上にはうっすら霜が降りています。

昨夜は雪が少し舞ったようで、大きく開け放たれた窓のそばの床は白くなっていました。

「窓が開いてる!」

昨夜、豆まきで窓を全開にしていたのですが、そのまま奥の部屋に行ってしまったため、締め忘れていたのです。

節分は寒さも一番の頃、我が田舎町は朝は零下になるのが普通です。

後で分かりましたが、運が悪いことにこの朝はこの冬最低の冷え込みだったそうです。

慌てて窓を閉めて暖房をつけました。

「いやあ、えらいことになった」

独り言を言いながらほうきで雪を掃いていると、暖まり出した部屋で一気に霜が溶け始めました。

「...え? あ、しまった!」

今度は家具の上があちこち水浸しになってしまいました。

節分明けの立春、暦の上では春を迎えた朝を、我が家は氷漬けの部屋で迎えたわけです。

ビショビショになった家具をぞうきんで拭き、朝から大掃除をするはめになった私。

帰った時の妻のしかめっ面が思い浮かんで、ほとほと憂鬱でした。

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豆まきしたら直ぐに締めませんか? 泥棒もはいらず子供さんたちも無事に朝を迎えられて良かったですね。
泥棒や強盗もなく子供さんたちが無事に朝を迎えられてよかったですね。

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