大好きなフィギュアスケートの試合を見に行った時のこと。隣の席の女性が試合中におしゃべりを始めました。私は我慢ならず注意したのですが、帰りのトイレで気まずい会話を耳にしてしまい...。せっかくの観戦が、残念なものになってしまいました。
※実際に身の回りで起きた実体験エピソードに基づき構成しています。
私(48歳)はフィギュアスケートを観戦するのが大好き。
特に会場で観戦するのが好きです。
現地で観戦すると緊張感、臨場感が伝わり、テレビでは味わえない醍醐味があります。
しかし、中には周りを不快にする困った人も少なからずいます。
先日もある試合を見に行ったのですが、そこで不愉快な体験をしました。
私の隣には70歳代くらいの女性が10歳くらいの孫娘と一緒に座っていました。
フィギュアスケートの演技中はおしゃべりや席の移動はご法度、これはファンの間では当たり前のお約束です。
試合は、今まで厳しい練習を積み重ねてきた選手たちが演技を披露する大切な場。
ですから私たちファンも、選手たちが自分の力を遺憾なく発揮できるような場を作らなければならないと思いますし、当然ながら皆が集中して観戦できるようにすべきと思います。
しかしこの女性、演技中に孫娘に何度も話しかけていました。
「上手ね、この人。あ、コケたわ、あららー、残念」
「知らない人ばっかりね。〇〇ちゃんまだかしら」
など、引っ切り無しに話し続けています。
しまいには、演技の曲に合わせて歌い出す始末。
演技中にしゃべる人は今までも見てきましたが、さすがに歌う人は初めて見ました。
私は我慢していましたが、さすがに堪忍袋の緒が切れてしまい、注意しました。
「あの、演技中はお静かにしていただけますか」
私は演技が終わり、皆が拍手をしているタイミングで、周りに聞こえないように注意しました。
女性はばつが悪そうな顔で私を見ましたが、特に何も答えませんでした。
しかし、それ以降、演技中のおしゃべりはなくなり、私は安心して観戦することができました。
そして全てが終わり、私がトイレの列に並んでいた時のこと。
列の後方から孫娘に話しかけるあの女性の声が...。
「あの人、『黙っとれ』なんて」
明らかに私のことを言っているようです。
刺激しないように低姿勢で言ったつもりだったのに、女性にはそんな風に聞こえていたとは、私は心底がっかりしました。
私が個室で用を済ませ、出てくると、女性の姿はありませんでした。
きっと列の前方に私の姿を見つけ、気まずくなって出て行ったのではないでしょうか。
試合を見に行くとその緊張感からどっと疲れることもありますが、この日は違う意味で疲れてしまいました。
せっかくの観戦が、残念なものになってしまった体験でした。
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