猫がくれた「うれしくないお土産」。えっ? ひょっとして人間の言葉がわかってる?

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:晴れのち曇り
性別:女
年齢:65
プロフィール:78歳の夫と2人暮らしの会社員です。

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新型コロナウイルスの脅威に晒されていた、2021年の夏ある朝のことです。

出勤しようと玄関を開けて駐車場に向かうと、庭の真ん中にこんもりとした動物のフンがありました。

終日デスクワークの一週間も終わりに近く、疲労が蓄積していた頭と身体に鞭打ってドアを開けたとたん、この有様です。

78歳の夫は一日中、暇にしているので、片付けを頼めばよさそうなものですが、激怒する姿が目に見えています。

面倒なことや汚いことをお願いすると、決まって憤慨して怒鳴るからです。

無駄な争いは避けたい私は、やむなく家の中に引き返し、ゴミ袋を持ち出し処理しました。

10年ほど前に愛猫が家出をしてからは悲しくてペットを飼っていないので、野良猫の仕業でしょうか。

そういえば前夜、夫と「最近、野良猫ちゃん来ないよねえ。前は頻繁におねだりに覗いていたのにね」と話したばかりでした。

その話をどこかで聞いていたのでしょうか?

「何にもくれないのに行っても仕方ないでしょ! でもちゃんといますよ」と言わんばかりに印をつけて帰ってくれました。

私たちにとっては野良猫でもかわいいけれど、猫が嫌いなご近所さんの手前、おねだりされても餌付けはできません。

10年ほど前にいなくなった愛猫は、友人や親戚の人が来ると急に姿を消していました。

ある日、遊びに来ていた友人(当時56歳)とこんな話をしました。

「うちの子はシャイなんだから普段はわがままで甘えん坊なのにね、みんなが来ると途端にいなくなるのよ」

「そんな隠れなくても、取って食べはしないのにね、自意識過剰な猫ちゃん」

そんな言葉を2階で隠れて聞き耳を立てていたのでしょう。

帰り支度を始めた友人の叫び声が玄関から聞こえてきました。

何があったのかと驚きながら見送りに出ると、そこには半泣きの友人が立っているではありませんか。

詳しく聞くと、2階から水が降ってきたと思いきや、すごい臭いだと首のあたりを押さえています。

上を見上げると2階のカウンターに我が家の愛猫が平然と座っています。

水がこぼれるような物や植木などは置いていません。

ということはあの水は...。

犯人は愛猫しかいませんが怒るのもかわいそうで、ひたすら友人に謝り続けました。

その日は私の服を着て帰りましたが、その後、彼女は着替えを持参してくるようになりました。

愛猫は私たちの話に余程腹が立ったのかもしれませんね。

それ以降はそんなことはしませんでした。

猫の耳は高性能で数キロ先の音まで聴こえるということだから、私たちが声を潜めてうわさしてもちゃんと聞こえているのですね。

それにしても人間の言葉も理解しているなんて想像したら、ちょっと怖いです。

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