「糖尿病の父が少しでも楽しく食事ができるよう、糖質制限をすることになった我が家。食べられるものが限られてしまっても、工夫次第で楽しく食事はできるんですよ」
親や夫、子ども、友人に職場の同僚、ご近所さん...。アラフィフ女性を中心に、みなさんから寄せられた人間関係の「モヤモヤ」「スカッと」「泣ける」実体験エピソードが漫画になりました。この時、あなたならどうしますか?
私が高校2年生のときです。
当時54歳だった父が「目の見え方がおかしい」と言い、眼科に行くことになりました。
はじめは、父本人も私たち家族も老眼や目の病気を疑っていましたが、眼科を受診すると眼科医に内科の受診をすすめられ、紹介してもらうことになったのです。
そこで詳しく調べてみると目の異常は糖尿病の症状の一つでした。
父本人はもちろん、私たちも驚きました。
そして、この日から我が家の食事改善が始まったのです。
糖尿病と診断されて大きく変わったことは、食事前の血糖値の測定、インスリンの注射、食事制限です。
他にも朝夕に血圧を測り、体重も記録するようになりました。当時高校生だった私は半分他人事のように感じていました。
しかし、父の分の食事だけ献立や量が変わるのを目の当たりにして、ことの重大さを実感するようになっていきました。
糖尿病について調べるうちに、治らない病気と言われていることや、免疫力の低下や合併症の存在を知り、家族としてできることをやりたいと思うようになっていきました。
家族としてできることの一つが「糖質制限」を一緒に行うことでした。
米や麺を食べると血液中の糖質が一気に増えてしまうので、父はご飯や麺類、パンなどの主食の量を減らしていました。
私から見ても「父には足りないだろうな」という量です。
さすがに成長期に父と同じ量のご飯に減らすことはできませんが、同じように塩分を控え、糖質を抑えたおかずを共有することで父の気持ちに寄り添いたいと思いました。
また、仕事や学校で会えない昼食以外の食事は家族そろって食べるようにしました。
糖尿病の食事療法としては、患者に合ったエネルギー量を摂取すること、三食食べること、バランスを考えた食事をとることが重要だといわれています。
我が家では、母が食事管理を行い、海藻類やきのこ類など栄養が豊富なうえカロリーの低い食材を主に使用していました。
定番メニューになったのが、しらたきで作る明太子パスタです。
※本記事は、個人の体験に基づくものです。医療に関わる情報の正確性や効果などを保証するものではありませんので、参考にされる場合は、必ず事前に公的機関等による最新の情報をご確認ください。
漫画:ヤドカリコ/原案:「毎日が発見ネット」みなさんの体験記
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