<この体験記を書いた人>
ペンネーム:柊子
性別:女
年齢:54
プロフィール:出産が遅かったので2人の子どもはまだ10代。家族はほかにスルー力の高い夫。在宅や派遣で仕事をしています。
2021年9月、三連休初日の土曜日のことです。
お昼は子どもたちにせがまれたこともあり、簡単に済ませようと、あるファストフード店のテイクアウトを利用することにしました。
待たずにさっさと受け取って帰るつもりで、事前にネット注文しておきました。
受け取る前に近くのスーパーで買い物を済ませ、ファストフード店に向かうと店の前は黒山の人だかり。
しまった...このお店、受け取り時間を指定するのではなく、注文を入力してから自分が指定した店舗へ行き、店舗に着いたらスマホのボタンを押して、できたての商品を受け取るというシステムだったのです。
スーパーへ行く前はこんなに混んでいなかったはず...と思いながらも、店舗にはまだ着いていませんでしたがスーパーを出た時点でスマホのボタンをクリック。
それでも、スーパーからお店までは信号を渡ってすぐなので、あまり意味はなかったようです。
お店には、注文した商品が出来上がるのを待つお客さんがわんさといる状態でした。
お店の注文を聞く手間を省くだけのシステムなのでしょう。
事前注文の意味はなく、時間だけがどんどん過ぎて行きました。
私より前からいる人は、やっときた商品を受け取るときに店員から「大変お待たせいたしました。ご注文ありがとうございます。またご来店よろしくお願いします」と丁寧に言われていました。
お店側も待たせていることが分かっているのでしょう。
お店の人も大変だろうなと思いながら、そういったやりとりを聞いていました。
待って待って、ようやく私にも順番が来ました。
しかし私が目にしたのは、商品を袋に詰めようとするも、うまく入れられなかったり、ソースを間違えて入れたりと、自分のミスにほかの店員と笑い合う若い女性店員さん。
内心「笑ってないで早くしろよ」と思いながら商品を受け取ろうとすると「こちらです」と一言。
商品がこれなのは分かってます! 「ありがとうございました」のひと言もないの!?
あまりに忙しい中、つい同僚と笑い合ってしまうのは分からなくもないですが、私は不愉快になってしまいました。
つい「ありがとうございますくらい言いなさいよ」と心の中で、いや小さな声ながらも口に出してつぶやいてしまったのです。
店員に聞こえたかどうか分かりませんが...。
お店の注文システムや店員への小さな怒りもありましたが、感情を露わにする気の短いアラフィフになってしまったと、反省した出来事でした。
そもそも、連休お昼のファストフードが混むなんて想像がつきますよね。
それを考えなかった私がいけなかったかもしれません。
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