性別:女
年齢:49
プロフィール:元来健康だけが自慢だった49歳、二人の子持ちです。
※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。
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私は今まで病気らしい病気もせずに過ごしてきました。勿論風邪や軽い腰痛などは経験しましたが、出産の時以外に入院した事もなく、健康への不安などは微塵も感じた事はありませんでした。
そんな私が介護職を始めてからは、職業病ともいうべき腰痛に悩まされるようになりました。
仕事柄それは仕方がないと騙し騙し過ごしてきましたが、ある日突然激痛に襲われました。
どんな姿勢をとっても痛みに襲われ、その痛みは足先まで響くようになったのです。朝も痛みの為に目覚めてから布団を出るまでに30分程かかるようにもなっていました。
ですが、私の勤める施設も御多分に漏れず人手不足の中ギリギリの人数で日々の業務をこなしていた為、なかなか突発的な休みも取れません。仕事が終わると家事や子供の送迎などに時間をとられていたので自分のことはどうしても後回しになります。
私はそんな痛みに襲われるようになってからもまだ我慢をし、同僚の協力を得ながら仕事を続けました。
けれどもある朝。
目覚めて足を動かそうとした時にあまりの痛みで叫んでしまいました。そして痛みで自然に涙が出てくるのです。それを聞いた家族が目を覚ましてしまうほどの叫び声だったようです。
いよいよもう限界がきたのだと思い、やっと病院に向かいました。
診察の結果、私の腰の状態は「もうオペしか選択肢がありません」と言われる程に悪化していました。
ですが家の事情もありすぐにはオペはできない事を伝えると「では、できる事からやっていきましょう」と薬を出されました。
現在は薬のおかげで痛みは少し楽にはなっていますが、それはあくまでも薬を飲んでいるからに過ぎません。根本的な治療はやはりオペしかなさそうです。
もっと早くに受診していれば、ここまでにはならなかった筈です。
自分の身体を過信しすぎた今の現状に後悔しかありません。
女性は特にだと思いますが、家庭があり仕事を続けていると、どうしても自分の事は後回しになってしまいます。少々の不調を自覚してもなかなか自分の為に時間を使うことが難しい現実もありますが、何より大切なのは健康を保つことなのだと痛感しています。
時には自分を優先しなくてはならない時があるのだと、遅ればせながら学びました。
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