今思えば認知症の始まりだった?大根をひたすら茹で続ける義母/バニラファッジ

こんにちは。認知症で要介護4のお義母さん(姑)と リウマチと骨粗鬆症で要介護5のおばさん(姑の妹)の在宅介護を経験した嫁のバニラファッジです。

今回のお話は、前回の「一切料理をしなかったお義母さんが...!ある日起きた突然の変化」の続きです。

 

この年は家庭菜園の大根がどれもりっぱに育っていました。 お義母さんは料理を褒めらたあの日以来、大根を畑から抜いきては黙々と洗い続け...


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黙々と新しく茹でた大根を鍋に継ぎ足し継ぎ足ししながら、何週間も大根料理が続きました。

この頃は2世帯住宅に改築し、姑2人は息子家族とは別々に食事をしていました。

ダンナも子どもたちも、煮た大根よりサラダやおろしの方が好きだったので、お義母さんからの差し入れは丁寧に私が断っていました。

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時々、作ったお惣菜を差し入れに運びましたが...


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おばさんに言わて鍋をのぞいてみたら、そこには大根のほかに 唐揚げや煮魚、わかめやキャベツなど いろんな食材が、クタクタになって泳いでいました。

そしてその横の鍋では、また大量の大根がグラグラと茹でられ、お義母さんは流し台で次の大根をゴシゴシと洗っていました。

見かねたおばさんが時々捨てていたそうですが、お義母さんの大根洗う→大根茹でる→大根煮つける、は続きました。

 

もうこの行動は延々に続くのではないかと暗澹たる気持ちになりましたが、ある時お義母さんが鍋を焦がして、あっけなく幕引きとなりました。

きれい好きのお義母さんは、焦がした鍋を何日もかけてピカピカにしていました。


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そしてもう2度とお義母さんがキッチンに立つことはなくなりましたが、その後、自室にこもってボンヤリする日が続きました。

こうして、少しずつお義母さんの認知症は進んでいったように感じます。

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