二人で一泊4000円!中学生の息子との二人旅を気ままに安く楽しむ方法

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ペンネーム:だいちまま
性別:女
年齢:46
プロフィール:子どもと二人暮らしで、十分な余裕はないものの、色んなところを見てまわりたい、日本通になりたいと、年に2回のペースで旅行をしています。ここ最近はゲストハウスの利用がマイブームで、なかなか面白い旅ができています。気ままに安く旅をした経験をお話ししてみたいと思います。

私は子どもと二人で旅をするのが大好きで、中学生の子どもと一緒に日本中をまわりたいと思っています。ただ、中学生となると、料金は大人と同じ。かつ40代半ばはシニア料金にならない。だから、旅もなかなか費用がかかります。

そこで、このところ私たちが使っているのが、ゲストハウスです。私たち親子は2段ベッドとか同じ部屋に多人数とかはまだ自信がないので、二人で一室借りて奈良で一泊四千円ほど(二人で)でした。個室を希望しなければ二千円ほどでもお部屋があります。同室者はほぼ外国人です。みんな大きなリュックで真剣に旅先を調べています。ここでは普段ではなかなか経験できない、海外の方達との交流ができるのです。


初めて使ったのは奈良での旅行のときでした。ゲストハウスってどんなところだろうとドキドキしたのを覚えています。そのゲストハウスはログハウスを改修したところで、木のぬくもりもあるのが素敵なところ。そして、泊まっているのが私たち親子以外全部外国の方でした。初めてだったので、少し驚きました。


ご飯はそれぞれで用意するため、キッチンは共同で使えます。共同のキッチンに行くと様々な国籍の人たちがそれぞれにくつろいでいて、気さくな雰囲気。会釈するとにこやかに応じてくれ、嬉しく思いました。ゲストハウスの庭にはなんと鹿が集まっていて、とても気持ちもよく、ハウスのオーナーさんが奈良公園の地図を使って色々と観光にいい場所を教えてくれるなど、サービスも満点。綺麗なホテルでは味わえない温かさを知りました。テレビはありませんでしたが、旅行だし、テレビはなくてもいいし、何より旅らしい雰囲気が気に入りました。


次に行ったのは京都のゲストハウス。金髪の外国の方が着物を上手に着こなして、綺麗な日本語で応じてくれました。長逗留しているらしい人もいて、やはり多国籍。ここは朝はパンのサービスもあり、狭いはずの部屋は上手にリフォームされ、やはりテレビはないけれどずっと暮らしたいくらいの居心地の良さでした。行き交う人とのさりげない挨拶が嬉しかったです。素直な息子は会う人ごとに挨拶するのですが、道行く日本人は無視するのに、ゲストハウスの外国の方達は気さくに応えてくれると呟いていました。


京都も奈良も、ゲストハウスの近所には一泊がゲストハウスの3倍は当たり前のようなお宿がありました。もちろん、そういったお宿もいいなーと思ったりもしますが、非日常を味わえるこういうゲストハウスを利用した旅は本当に旅らしくて楽しいものです。

50を前にこういう旅は無茶か?と内心冷や汗でしたが、外国人はもっと高齢でもこういう旅をされてる人たちがいて、勇気づけられました。また、日本での旅であれば自分に幾分余裕があるので、日本人の自分よりも心細く思っているであろう外国人に声をかけてあげられたり、日本のマナーを説明できたりして、異文化交流気分を味わえます。それまでだと怖気づいてしまっていたであろう外国人とのコミュニケーションも、笑顔で挨拶を交わせる余裕ができたのも、世界が広がった感じがします。

先が見えづらく、不安が確実に近づいてくるこの年齢だからこそ、こういう形の旅は自分の世界を広げて、まだ自分にも可能性があると思わせてくれています。これからも続けたいと思います。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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