別居中に孤独死したDV夫。法要もない一周忌にせめてお墓に行ってみると、そこには.../chii

別居中の夫が、元わが家で孤独死してから、一年たちました。

昨年の今ごろは、家の後片付け、名義書き換え、公的手続き、遺産相続の手続きなど目の回る忙しさだったことを思い出します。

元わが家も売却し、すべて終了したと思っていましたが、まだ確定申告が残っています。

自分では難しそうなので、税理士にお願いすることにしました。

【前回】「夫と同じお墓には入りたくない」私が永代供養の合葬墓を検討するようになった訳

別居中に孤独死したDV夫。法要もない一周忌にせめてお墓に行ってみると、そこには.../chii pixta_92283358_S.jpg

推定命日は、10月20日。

普通だったら、親戚を招いて一周忌をすると思います。

わが家の場合は、何もしませんでした。

モラハラDVの被害にあい、別居して10年。

最初は、夫の遺骨引き取りを拒否しようと思っていました。

自宅のワンルームに、夫の遺骨を置くのは絶対嫌だったからです。

担当の刑事さんも、引き取りは拒否できる、行政に任せることも可能だと言ってくださったのですが、結局、行政に任せることはせず、直葬の手配はすべて自分の手でし、遺骨は市役所に保管してもうらうことに決めました。

その遺骨も、今年3月に引き取り、義両親が眠るお墓に納骨しました。

これが、私ができる精一杯のことだったのです。

一周忌、何もしないのも可哀想という気持ちもあり、息子を誘ってお墓参りだけは行ってきました。

11月初旬、ひっそりとした市営墓地で手を合わせると、気持ちが落ち着きました。

お墓に行くと、どなたかがお参りに来た形跡がありました。

枯れた花と、お線香の燃えカスが残っていたのです。

私と息子が最後に行ったのは、8月のお盆だったので、たぶん他の方が秋のお彼岸に訪れたのだと思います。

義兄か、義妹か、どちらかわからないけれど、夫の死を知ることになってお墓参りに来たのかもしれません。

親戚とも縁を切っていた夫。

私自身も義兄と義妹の連絡先を知らないので、連絡はしてません。

義兄にとっても義妹にとっても、両親が眠るお墓なんで、お墓参りにくるのは当然のこと。

いずれは、墓じまいをして合同墓に納骨するつもりでいましたが、とうぶん無理そうです。

義兄、義妹が元気なうちは、私の判断では勝手に墓じまいできないからです。

お墓参りの帰りには、家族の思い出の場所、城ヶ島海岸へ。

子どもたちが小さい頃、夫がよく連れて行ってくれたのです。

焼きトウモロコシや焼きイカ食べて、小さなカニをとって磯遊びをしました。

夫のモラハラやDVが始まっていない、幸せな時代です。

なんと、息子はまったく覚えていなかったのですが。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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chii

モラハラDV夫の家を飛び出し、10年目のchiiと申します。離婚には応じてもらえずに、現在も熟年別居中です。つい最近、共に暮らしていた大学生の息子が自立をして一人暮らしになりました。某スーパーでサービスカウンターの仕事をしています。パートなので生活は楽ではありませんが、結婚生活が地獄だったからこそ、現在の一人の時間に幸せを感じています。別居直後から書き出した「60代小さく暮らす」お一人様の老後がテーマの「お茶のいっぷく」を書いています。

※毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

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