他界した祖父からのメッセージ!? 今思い出しても不思議な「ある出来事」

おじい様(享年86)が亡くなってから、不思議な出来事が起こるようになったという麻衣子さん(38)。子どもの頃は、おじい様とも一緒に食事をされたそうですが、とても無口な方だったので、たくさん話をするまでの関係ではなかったといいます。
※実際に身の回りで起きた実体験エピソードに基づき構成しています。

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60歳で定年を迎えてからは、家庭菜園を趣味にのんびり過ごしていた祖父。

強く印象に残っているのは、当時6つの私が祖父と散歩に行ったときのこと。

祖父は私の手を握ってくれたのですが、その感触が力強くも優しく、とても温かく、幼心に「私のことを、大事に思ってくれているんだな」と、とても嬉しかったです。

そんな祖父が2019年の夏、癌になって入院することになりました。

入院中の祖父のお世話は、祖母と母と叔母がしていたこともあり、私は仕事が忙しいと言い訳をして、月に数回しかお見舞いに行きませんでした。

しかし、コロナ禍と重なってからは、家族の誰とも面会ができなくなってしまうことに。

病院に祖父の着替えを持って行った祖母が、「信じられないけど、このまま亡くなるまで会えないようなの」と話していても、私は「まさか、そんなことはないだろう」と楽観していたのです。

しかし本当に祖父はその後、誰とも面会できないまま他界。

祖父はどんどん身体が弱っていく中、一人で病院にいて、「一体どんな気持ちだっただろう?」と、今でも胸がつまる思いがします。

祖父が他界した後、祖父のご友人(82)が線香をあげに来てくださり、私の車で駅までお送りすることになりました。

父(62)が助手席に乗り、ご友人は後部座席に乗っていただくことになったのですが、父が助手席に乗ろうとするとドアが開かないのです。

助手席のドアが開かなかったことは、それまで一度もありません。

ご友人をお待たせするわけにもいかず、父は後部座席に乗り込みました。

車を走らせてしばらくすると、私には霊感はないと思うのですが、助手席に祖父が乗っているのを感じたのです。

後日、私が急いでいる時に限って、車がエンストするようになりました。

エンストが何度が続いた時、私はふと、「おじいちゃんが、慌てて運転したら危ないと、エンジンをかけないようにしているんだ」と感じたのです。

それからは、急いでいても深呼吸をして気持ちを落ち着かせ、「おじいちゃん、大丈夫だよ。安全運転して行くからね」と声に出すようにしました。

すると不思議なことにエンストはなくなったのです。

そしてちょうど四十九日の頃、祖父の気配は消えていました。

やはり人間の魂は四十九日までこの世にいるのだなぁと妙に納得した私。

そして祖父が、亡くなった後も私を心配してくれたことに、胸が熱くなる思いでした。

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著者:麻衣子
30代半ばの派遣社員。趣味はサイクリングとキッチンハーブを育てること。

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