「空き巣の犯人は無事に捕まったと聞きました。気になったのは、なぜ何度も我が家が狙われたかです。あるとき、テレビを見てもしかしてこれが理由かと思いました」
■おや? この印は...我が家が狙われた理由が判明
数週間が経ち、警察から犯人が捕まったとの連絡が入りました。
漫画全集は無事だったとのことでした。
ほっと胸を撫で下ろしていたら、続けてこんなことを言われました。
「ただ、1回目の犯人とは違うようでして...」
味をしめた同一犯ではなかったというわけです。
たまたま狙われたってことなのかなあ、と思っていたとき、テレビで犯罪に関わる特集番組をやっていました。
「空き巣に狙われた家にはマークや暗号らしいものが残されていることが多い。同業者(空き巣)はこれを見てターゲットを決めることがあるらしい」
番組の中で専門家が話していたのを聞いて、もしや、と思いました。
家の周りを細かく見ていくと...ありました!
ガレージの柱の下の方に「P」とか「6」などがチョークのようなもので書かれていました。
家族に聞いても覚えはなく、誰かが勝手に書き込んだものなのは間違いありません。
これが空き巣の暗号なのかどうかも分かりません。
しかし、タイミングがタイミングで恐ろしくなって慌てて消しました。
いま思えば、警察に届けておけばよかったと思っていますが、そのときはとにかくそのマークを見たくなかったのです。
それ以来、週に一度は家の周りを落書きのようなものがないかを見回ることと、出かけるときはラジオをつけっぱなして音を鳴らし、不在でないように思わせる習慣ができました。
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- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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