65歳母が「一人の女性として見て」と懇願!? 育児と家事に人生をささげた「女の怒り」それは...

親元を離れてからおよそ10年になる白鳥まろんさん(42歳)。お母さんとは毎日欠かさずに電話をしていたので、仲の良い親子と思っていたそう。ところがある日、突然お父さんに「お母さんが怒ってるぞ」と言われ、まろんさんは心底驚いたそうなのですが...。
※実際に身の回りで起きた実体験エピソードに基づき構成しています。

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約10年前に結婚し、親元を離れた私(42歳)。

母(65歳)とは今でも毎日必ず電話をするなど、私としては良好な関係を築いているつもりでした。

ところがある日、滅多に連絡をしてこない父から急にLINEが...。

「お母さんのことで話があるから、まろんの家まで行っていい?」

突然の連絡に私は気が気ではありませんでした。

しかも「お母さんには内緒にして」とのこと。

「何か悪い病気? それともまさかの熟年離婚?」

数日後、家にやって来た父は、険しい表情でこう話したのです。

「お母さん、怒ってたぞ。『うちの子はあまりにも私に無関心』だって」

(...へ? そんなこと?)

と正直、拍子抜けしてしまいました。

それと同時に、ちょっとムっとして私は父に言い返しました。

「そんなことないよ。お母さんの健康状態とか、今見てるドラマとか、そういう話を毎日のように電話でしてるんだけど」

すると父は「そういうことじゃない」と言うのです。

母は、母になる以前にどこの学校を卒業して、どこの会社に勤めていたとか、どういう人を好きになったり、どういう恋愛をしてきたかとか、そういう母でない「一人の女性」としての話を聞いてほしいのだと。

(え? 何それ!?)

父が帰ってからしばらくの間、私は一人モヤモヤしていました。

というか、なんでそんなことを突然、しかもそれ、怒ること?

そもそも、私だって母に恋愛話なんてしたことないのに?

でもふと思ったのです。

母はずっと専業主婦で、私と兄の子ども2人を育ててきました。

目立った趣味もなく、趣味は育児と言わんばかりの人。

その間、母は私の中で「母」という存在でしかなく、そしてそれは今も同じまま。

思えば母は、いつも娘の「私の聞き役」で、自分の話はほとんどしません。

むしろ、あまり自分の話をしたくない人なのかと思っていたほどです。

でも母だって、母である以前に「一人の女性」。

子が巣立ち、母という重荷が少しずつ下ろされていく中で、今度は私に「母ではない自分を知ってほしい」と思ったのかもしれません。

(だからといって、怒るほどのこと?)

とは正直思いますが、私を自分の子どもではなく「一人の女性」として見てくれるようになったのかもしれません。

それならば今度さりげなく電話の中で、母の過去の恋愛についてでも聞いてみようかと思っています。

少し...いやかなり照れ臭いけれど、「女二人同士」で、自分と母の過去の恋愛話なんかも交えながら...。

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著者:白鳥まろん
42歳既婚・1個下の夫と4歳の娘の3人暮らし。元パン店店長のパンオタク。最近一気に体が老け込んできた…!

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