<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ぴっぴ
性別:女性
年齢:43
プロフィール:小学生高学年と低学年の2人の子どもを持つパート主婦です。
私には3歳年上の従兄(46歳)がいます。
いまは亡き母(20年ほど前に他界)の兄(私にとって伯父)のお子さんで、小さい頃は交流がありましたが、いまは年賀状のやりとりくらいしかしていません。
理由は知らないのですが、高校時代から伯父の自宅に引きこもっていて、46歳にして職歴のないニート。
ひとりっ子なので、もしご両親が亡くなったらどうするのか...と思っていました。
そんな従兄から先日、突然電話がありました。
「突然ごめんね。今度、ぼく入院することになったんだけど、入院の保証人になってくれない?」
ええぇ!
従兄の体の心配よりも「なぜ私が⁉」とびっくりしてしまいました。
すぐに断るのも悪いかと思い、どんな病気なのか聞いてみたところ、どうやら検査入院的な内容で、命に関わるようなものではないようです。
それならよかったとホッとしつつも、なぜ私に保証人を頼んできたのか?
こればかりが気になります。
従兄の伯父夫婦は健在なので、両親が保証人になるのが一般的です。
理由を聞いたのですが、答えはなんともあきれたもので...。
「うち、お金がないから、両親がぴっぴちゃんに頼んでみればって」
あっけらかんと、明るい声で答えた従兄弟。
伯父たちも承知の上で連絡してきていることを知り、気が遠くなるかと思いました。
さらに詳しく聞いたところ、ご両親は「入院費を従兄のわずかな貯蓄でまかなってほしい」と言っているそうなのです。
息子に貯金がないから自分たちは保証人になりたくない...だから私に頼んでみればと言っているのかと疑いたくなります。
年賀状のやりとりくらいしかない私に、従兄が払えないかもしれない入院費を払ってくれ、と言っているのでしょうか?
唖然とした後、怒りがわいてきました。
電話が来ただけでもびっくりするほど疎遠な従兄と伯父夫婦に、私がそんなことをする義理があるのでしょうか。
私は怒りをおさえながら「私も保証人にはなれないよ。ご両親に頼むか、どうしてもダメなら役所に相談してみればいいと思うよ...」と、やんわりと断りました。
すると従兄は「そうか~、そうだよね~ごめんね~」とあっさり引き下がってくれました。
粘られたらどうしようと思っていましたが、拍子抜けしました。
でも、あきらめてくれてよかった...電話を切って一気に脱力。
一体、あの電話はなんだったんでしょうか...従兄だけでなく伯父夫婦の考えに心底怖くなってしまいました。
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