<この体験記を書いた人>
ペンネーム:やまと
性別:女性
年齢:40
プロフィール:10歳年上の夫と二人暮らしの主婦です。
自転車に乗って移動していたときのことです。
急にトイレに行きたくなってしまい、自転車を停めて近くにあった駅ビルのトイレを借りることにしました。
あいにく、いつも使っている駅前の駐輪場は満車で、空く様子もありません。
仕方がないので別の場所に自転車を停めて、急いでトイレに駆け込みました。
そして、トイレから出て停めた場所に戻ってきたつもりなのですが、あれ...自転車がない! どこに停めたんだっけ!?
なんと、ほんの3分くらい前に自分が自転車を停めた場所を忘れてしまったようです。
周りをキョロキョロ見回してみても、自転車は見当たりません。
そうか、駅ビルに入ったところと出たところが違ったから場所が分からなくなっただけで、もう一回トイレまで戻って最初に入ったところから出れば、自転車を置いた場所に戻れるはず!
そう思ってトイレまで戻り、最初に入ったときと同じ道を通って駅ビルから出ましたが...やはり自転車は見つかりません。
もしかしたら盗まれたのかも、あの自転車、高かったのにな...というか、今日は歩いて帰らなきゃいけないの嫌だな。
そう思うと気分が落ち込んできましたが、あきらめずに周辺をぐるぐる歩き回りながらどこに停めたのか思い出そうとしました。
しかし、思い出したと思ってもそれは以前の記憶だったり、その日の朝の記憶だったりで混乱する始末。
探して30分以上たった頃、家でテレワーク中の夫(51歳)から電話がかかってきました。
「帰るのが遅いけど大丈夫? お腹すいたからお昼先に食べちゃっていいかな?」
私が事情を話すと夫は笑いながら言いました。
「俺も最近それよくやっちゃうんだよ〜、広い駐車場で車を停めた場所が思い出せなくなるとか。残念ながら年だね、もう少し頑張って探してみなよ」
なんて言われましたが、年のせいといっても私はあなたよりも10歳も若いの!
これまでこんなことはなかったのに...そう思いましたが、停めた場所を忘れてしまったのは事実。
そもそも、前は我慢できなくなるくらいトイレに行きたくなることもありませんでした。
しかし、最近は朝もトイレに行きたくて早くに目覚めてしまうし、回数も増えてきたような気がします。
まだ40歳だと思っていましたが、もう40歳なのか...そんなことを考えながら歩いていると、突然目の前に見覚えのある自転車が。
あ、あった! 思いがけずに自転車が見つかりました。
そこに停めたというはっきりとした記憶はありませんでしたが、とにかく見つかって安心しました。
次回からこのようなことが起きないように、自転車を停めたときはその場所を写真に撮っておこうと思いました。
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