「夫の実家近くに住む専業主婦です。高校生の子供が1人います。結婚20年を過ぎ義父母宅への出入りが最近辛いです。その原因は、義父母宅で同居する義弟。35歳で定職にも就かない、『夢見る夢男』さんでして...」
■音大出の義弟は歌手を夢見て、全国をオーディション行脚
結婚して、夫の実家近くに住み始めて20年。
生まれた子どもはこの春から高校生になりました。
夫は会社員、私は持病がありやむなく専業主婦をしていますが、義実家の自営業の手伝いにしばしば駆り出されることがあります。
その義実家にいる義弟の話を聞いていただきたいと思います。
義父母宅では耕地は狭いものの、フルーツ農家をしています。
義弟は現在35歳、独身です。
音楽大学を出てから、名の知られる歌手になりたいと全国各地で行われるオーディションを受けながらデビューの日を夢見て生活している状態です。
単発のアルバイトを時々はしているものの、生活費を入れることもなく、歌のレッスンなど好きなことをしながら実家でのんびりと暮らしています。
家業の手伝いは全くと言っていいほど、やっていません。
義父母は2人とも80歳近いのですが、義弟の生活費も賄わなくてはならないと未だ現役で働き続けています。
しかし作業が長時間になるとさすがに辛くなって、嫁である私にヘルプの電話がかかってきます。
私も持病があるので、すぐに手伝えないこともあり、義弟にお願いしてほしいとの旨を伝えたこともあるのですが、義父母は「○○ちゃん(義弟のこと。いまだにちゃんづけで名前を呼んでいるのが何とも......)は、自分のことでがんばっている最中だから、頼めるわけないでしょ。疲れて風邪でもひいたら、オーディションが受けられないじゃないの! 歌手は喉が命なんだから!」と私が怒られる始末です。
それどころか、義弟が地方でオーディションなどがあると、義父母がマネージャー代わりになり、車で義弟の荷物運びなどをしていることもあるのです。
義弟は運転免許すら持っていません。
義父母が取らなくてもいいと言ったと聞きました。
私の住む地方は車がないと大変不便な場所です。
80近い両親を未だにアッシーやメッシーにしているとは......正直呆れます。
昨今、高齢者が運転する車での事故が急増していることもあり、何かあったらどうするのか、危機感は感じないのかと私1人やきもきしています。
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