最近、友達や家族と話していて、なんだか聞き取りにくいな...と感じることが増えました。つい何度も「え？」と聞き返してしまう自分に、ちょっとモヤモヤ。相手にも気を使わせちゃってるかも、と思うと、会話がストレスに感じることもあります。テレビの音も、昔より音量を上げないと聞こえないし、補聴器とまではいかなくとも、もう少し人の声をはっきりと聞けたらな...と実感する日々。
そんな時に知ったのが、補聴器ではなく"集音器"という選択肢。イヤホンみたいにサッと装着できて、普段の"聞こえ"をそっとサポートしてくれるんです。
今回は、オーディオテクニカミミオのヒアリングアシストイヤホン「ミミオアシストワン」と、テレビの音を手元でクリアに楽しめる「ミミオサウンドムーブ」を実際に試してみました！
※ヒヤリングアシストイヤホンは、補聴器ではありません。聴こえには個人差があります。
ヒアリングアシストイヤホン『MIMIO ASSIST ONE （ミミオアシストワン）』って？
こちらが、ヒアリングアシストイヤホン「ミミオアシストワン」。ころんとした丸みのあるフォルムで、かわいさとスタイリッシュさを兼ね備えています。見た目は普通のイヤホンとほとんど変わらないので、いつでもどこでもカジュアルに使えそう。
この「ミミオアシストワン」を手がけたオーディオテクニカは、マイクやヘッドフォン、イヤホン、スピーカーなど、幅広い音響機器を手がける老舗メーカー。プロからも厚い信頼を寄せられています。そんな"音の職人"が、「音作りの力で"聞こえ"の社会課題を解決したい！」と挑んだのが、この"集音器"の開発でした。
実際、世界保健機関（WHO）の報告書によると、2050年までに世界で約25億人、つまり4人に1人が難聴に悩む可能性があるそうなんです。長年培ってきた"音作り"の技術を、今度は『聴くこと』に活かしたい――そんな想いから、オーディオテクニカは本年7月（22日）に新ブランド『audio-technica MIMIO （オーディオテクニカミミオ）』を立ち上げました。
そして、その第一弾として生まれたのが、このヒアリングアシストイヤホン。まさに、60年以上音作りにこだわってきた音響メーカーだからこそできた渾身の一台なんです。
『MIMIO ASSIST ONE （ミミオアシストワン）』を実際に使ってみました！
・まずは聴力フィッティングで自分専用の"聴こえ方"に調整
耳に装着してみると、想像以上に軽くてフィット感も抜群。押し込まれてる感もあまりなく、自然にスッと耳に馴染むのが心地よかったです。耳のサイズが合わない場合は、付属の交換用イヤピースから好みのサイズに付け替えることもできますよ。
最初のステップは、専用アプリを使った聴力フィッティング。自分の耳の状態を測定することで、一人ひとりに合わせた"パーソナルな聴こえ"に調整できるんです。
やり方はとてもシンプル。イヤホンからいろいろな高さの音が流れてくるので、聞こえている間はスマホ画面を押し続け、聞こえなくなったら指を離す――これを左右それぞれで繰り返すだけ。するとアプリが自動で「どの音域が聞こえにくいのか」を判断して、ぴったりの音量に合わせてくれるんです。測定は数分で完了しますが、思った以上に丁寧にチェックしてくれて、「さすが！」と感心しちゃいました。
出てきた測定結果を見てみると...なんと、左右でけっこう差があることが判明！普段は気づかないけれど、こういう小さな違いが「なんだか聞きづらい」と感じる原因になっていたのかも。改めて自分の耳の個性を知るきっかけにもなりました。
・『MIMIO ASSIST ONE （ミミオアシストワン）』ってどんなふうに聞こえるの？
実際につけてみて驚いたのが、その"鮮やかさ"。まるで音が目の前でパッと広がるようで、思わず「おおっ」と声が出てしまいました。複数の高性能MEMSマイクが搭載されているおかげで、気になる雑音はうまく抑えつつ、聞きたい方向の音や相手の声だけをしっかりキャッチしてくれるんです。ちょっと離れた場所から話しかけられた小さな声まで、びっくりするくらいクリアに聞こえるから、「こんなに違うんだ！」と感動。
装着したまま外を歩いてみると、普段あまり意識していなかった音が耳に飛び込んできました。鳥のさえずりや虫の鳴き声、木の葉が風に揺れる音まで。日常の中にこんなに豊かな音が隠れていたんだな、とちょっと幸せな気分になれました。
もちろん手動でも、自分の耳に合わせて細かくカスタマイズが可能。「左の耳だけ、もう少し音を大きくしたい」と思ったら、アプリの+（プラス）のアイコンを押すだけで片耳ごとに調整できます。
加えて「会話」「テレビ」「屋外」など、シーンごとの聴こえ方をモードとして登録できるのもポイント。自分好みに設定しておけば、ワンタップでベストな状態に切り替えられるので、その時々に合わせた"快適な聴こえ"が楽しめるんですね。
・イヤホンとして音楽もクリアに楽しめる！
さらに嬉しいことに「ミミオアシストワン」は、Bluetoothでスマホとつなげば音楽やラジオを楽しめる"普通のイヤホン"にもなるんです。しかも、自分の耳に合わせて調整された状態で聴けるから、音がびっくりするくらいクリア。たとえば高音が聞き取りにくい音域なら、その部分を自然に補ってくれるので、全体のバランスがぐっと整って、音楽がさらに心地よく響きます。これは音楽好きにはたまらない機能ですよね！
ノイズキャンセリング機能をオンにすれば、周囲の雑音がふっと遠のいて、自分だけの音楽の世界に没頭できるのも魅力。大きな音量にしなくても快適に聴けるので、耳への負担を減らせるのは将来的な耳の健康にも嬉しいポイントです。 カフェで集中して作業したい時や、家事の合間にちょっと一人の時間を楽しみたい時にもぴったり。
これひとつで、集音器とワイヤレスイヤホン、両方の役割を果たしてくれるなんて、まさに"一石二鳥"の心強い存在です。
・種類豊富なサウンドスケープでリラックス♪
「audio-technica MIMIO」のアプリには、"サウンドスケープ"という癒しの音源も用意されています。これがまた本格的で、海の波音や小川のせせらぎ、雨音、森のざわめき、焚き火のパチパチとした音まで、とにかく種類が豊富なんです。しかもこれ、リアルな音を自社のマイクで収録しているというから驚きです。
目を閉じて耳を傾けると、遠くで小鳥がさえずる声や、自然の中にいるようなサウンドが心地よく響いてきて、ふと故郷を思い出すような懐かしい感覚に包まれました。
また、サロンやスパで流れているような心地よいヒーリング音も揃っているので、寝る前のリラックスタイムに大活躍。家にいながら"癒しのひととき"を味わえるのは、かなり贅沢です！
人の声が聴きやすい！テレビお手元スピーカー「ミミオサウンドムーブ」
そしてこちらが、お手元テレビ用スピーカー「ミミオサウンドムーブ」です。実は、まず最初に聞きづらくなるのって、ニュースのナレーションやドラマのセリフなど、"人の声の帯域"なんですって。でも声をはっきり聞こうとテレビの音量を上げると、BGMや効果音まで大きくなってしまって、家中がザワザワ...。私自身も「これ以上音量を上げたら家族に怒られそう」と思いながらリモコンを握ったことが何度もあります。
そんな悩みを解決してくれるのが「ミミオサウンドムーブ」。手元の「はっきり音」スイッチをオンにすると、人の声が驚くほどクリアに！テレビ全体の音量はそのままだから、周りに迷惑をかけずに、自分だけ快適に楽しめちゃうんです。
実際に聞いてみると、「えっ、こんなに違うの!?」と正直びっくり。テレビからの人の声が、まるですぐ近くで話しかけられているみたいにクリアに届いてきて、その臨場感に思わず興奮してしまいました。これまで「ちょっと聞き取りづらいな」と思っていたセリフが、はっきり耳に入ってくるだけで、テレビを見る楽しさがグンとアップします。
さらに、ワイヤレスだから持ち運びも自由自在。リビングだけでなく、キッチンに持っていけば「ながら見」もバッチリ。夕飯の準備をしながらドラマのセリフを聞き逃さないなんて、ありがたい〜！
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耳にやさしくフィットして会話がクリアに聞こえる「ミミオアシストワン」、声だけをぐっと際立たせてテレビがもっと楽しめる「ミミオサウンドムーブ」。それぞれに違う魅力がありますが、共通しているのは「日常のプチストレスを軽やかに解消して、毎日の生活をもっと楽しくしてくれる」ということ。音の聞こえ方が変わるだけで、気持ちも暮らしもこんなに快適になるんだと実感しました！
取材・文＝宇都宮薫
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