友人は同人誌の漫画家! その娘は漫画家志望...どんな作品を描いているのか気になって仕方がない!

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:キジトラ
性別:女性
年齢:46
プロフィール:アラサーでオーストラリアへ移住。夫と2人で旅行を楽しむのが趣味の主婦です。

友人は同人誌の漫画家! その娘は漫画家志望...どんな作品を描いているのか気になって仕方がない! 45.jpg

高校時代から同人誌活動をしている友人のM美(46歳)。

彼女は小柄で目がクリっとした、誰からも好かれるタイプの明るい子だったのですが、独特の趣味を持っていました。

それは、いわゆる「18禁」同人誌向けの漫画を描くことです。

現在も毎年開催されている大規模な同人誌即売会は、私たちの高校時代から規模こそ違えど存在しており、M美もそのイベントのたびに同人漫画を執筆しては出店していました。

私は当時、同人誌というものが何なのかよく知らなかったのですが、彼女の活動は自分の好きな漫画やアニメのキャラクターを使って、オリジナルストーリーの漫画を執筆するといったものでした。

M美はとても絵がうまく、素人目ですがプロ並みといってもいいほどのレベルでした。

しかし、彼女の漫画は正直、目を当てられないほどのとんでもない内容でした。

M美は当時、サッカー漫画に登場する男性キャラクターのファンで、彼女の漫画にはそのキャラクターと女の子とのエッチなシーンが満載。

私は何度かワープロで打ったセリフを手書きの原稿に貼る作業を手伝ったことがあるのですが、女の子との絡みが大胆に描かれていて、かなり衝撃を受けました。

現実世界のM美はそんなことを連想させるタイプではなかったため、人は見かけによらないなと思っていました。

そのM美、学校を卒業後に成人向け同人誌の漫画やイラスト、グッズなどを製作する会社に就職し、セミプロ作家として活動するようになりました。

ファンもいて、好きなものを極める姿はもはや尊敬するレベルでした。

就職後、しばらく会うことはなかったのですが、25歳のときにM美から結婚するとの報告がありました。

その際、「相談がある」と言うので、式の前に会うことに。

M美の相手は、なんとバーでナンパしてきた人とのこと。

相手はM美の活動を知って当初は驚いたそうですが、すんなり受け入れてくれたようです。

そして相談というのは「結婚して実家を出ると、自室に保管しているモノを両親に見られるとマズい。だからしばらくの間、預かってほしい」とのことでした。

モノというのは、彼女の漫画作品だけではなく、いわゆる資料としてのオモチャや写真集などの類でした。

私の家にもスペースに余裕はなかったのですが、M美が言うには仕事部屋も備えた新居の新築工事が始まっており、家が完成するまでの数カ月間でいいという約束だったため、仕方なく預かることにしました。

そしてM美は結婚し、娘さん2人が誕生。

M美は子育てをしながら、創作活動を続けていました。

ああいった同人誌の漫画を描いていて、子どもたちへの影響は大丈夫? なんて心配していましたが、自宅に専用の仕事部屋があるということで、何とかうまくやっていたのでしょう。

そのM美から今年も年賀状が届きました。

そこには振袖を着た娘さんたちの写真と、長女が成人したという報告がありました。

長女は立派に成長し、現在は漫画家を目指して作品を描いているとのことでした。

そこでふと、年賀状には書かれていなかったのですが、M美の近況が気になりました。

M美はSNSに登録していますが、ずっと更新されていません。

気になった私は、好奇心でM美から聞いていたペンネームをネット上で検索。

すると、画面には「あーーっ!」な作品の数々が表示されました。

相変わらず成人向けの作品の執筆活動を続けており、いまはネット販売も行っているようでした。

漫画家を目指している、娘さん。

一体どういった作品を描いているのか、とても気になる今日この頃です。

人気記事:もう騙すしかない! 認知症のお義母さんへの「渾身の演技」の結果は...?「2人一緒にショートステイ(4)」《バニラファッジ》
人気記事:《漫画》パート先で53歳同僚のいじめのターゲットに!? もう許さない! 立ち向かうと決意した日<前編>
人気記事:《漫画》高校受験前の夏休み。娘の幼馴染に「ある噂」が流れ...再会するとまさかの激変!?<前編>

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
記事に使用している画像はイメージです。
 

この記事に関連する「みなさんの体験記」のキーワード

PAGE TOP