こんにちは。斗比主閲子と申します。
アラフォー、既婚、複数人の子持ち、二世帯住宅在住、富裕層(※)です。
※富裕層は純金融資産1億円以上の世帯(野村総研定義)
【前回】「自分への投資」と「他人への投資」どっちがお得? 定期的に「リターン」を点検しよう /斗比主閲子
相変わらず、円安が進んでます。
32年ぶりの円安らしいので、実に1990年と同じ水準になっています。
1990年の日本といえば、バブルでめちゃくちゃイケイケのころです。
ちょっと想像がつきませんね。
実は、円安円安といっても、世界的にみるとどこの国の通貨もアメリカのドルと比べて安くなっています。
だって、今は1ユーロ146円ぐらいですからね。
ユーロでさえもドルに比べて安くなっています。
どっちにしたって円安になっているのは変わらないのですが、円が安くなると何が起きるでしょうか?
はい、海外のものを買おうとすると以前より高くなります。
海外製の製品は部品が高くなっているのもありますが、現地では値段が変わっていないとしても、日本に持ってくると為替だけで50%値上がりするなんてことは普通にあります。
特に、スマホは値上がりしています。
また、海外旅行に行こうとしても、日本円で見たときには出費がありえないぐらい高くなります。
単純計算で、為替だけでも2万円で泊まれたホテルが3万円になるわけですから!
日本に輸入された商品を買うんじゃなく、現地の値段設定の物をショッピングするのを楽しみにされていた方からすると、海外旅行の楽しみがかなり減ってしまっていることでしょう。
このように、海外の物の値段が上がるのを見ながら、世間で円安、円安と話題になっているのを聞いてしまうと、「日本がいつのまにか貧しくなってる......」と不安になる人もいるはずです。
私は円安になってもそれほど不安に感じていないのですが、その理由は、海外資産を持っているからです。
円安になると、海外資産の価値が相対的に上がるんですよね。
海外資産というと、たとえば、海外の通貨だったり、不動産だったり、株だったり、色んなものがありますが、私の場合は、海外株式です。
円安で日々の生活で輸入食材が高くなっているのを眺めると、少し憂鬱な気持ちになるのは確かなんですが、「自分には海外資産があるからだいじょうぶ!」と気持ちを落ち着けることができます。
ある意味、自分の中でのお守りみたいな感じです。
ただ、このお守りを狙って手に入れたかというとそういうわけではありません。
たまたまです。
例えば、2008年の世界経済危機のときには、株安と同時に、急激に円高が進みましたから、そのときには私の海外資産の価値はダブルパンチ状態で50%以上、値下がりしました。
今回は、世界的に株安になっているタイミングで、たまたま円安になったこともあり、私の海外資産の価値は日本円で見るとそんなに変わっていないか、逆にちょっと増えているぐらいです。
私は、世界経済がどうなるか、日本円の価値がどうなるかは正直よく分かっていません。
世界的にはきっと時間はかかっても成長するとは信じてますけど、正確な時期が規模は予想さえもできません。
今回はたまたま円安が進み、私の海外資産は気持ちの支えになってくれました。
今後さらに円安になっても、これのおかげで多少気楽でいられそうです。
みなさんに海外資産への投資をおすすめするつもりはありませんが、私がたまたま上手くいったという紹介でした。
今日はこんなところです。ではでは!
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