「病弱と言われ続けた義母でしたが、気がつけばもう90歳になりました。健康の理由は、徹底した体調管理なのかもしれません」

■「私はあまり丈夫ではない...」そう話す義母
義母(90歳)の話です。
私が義母に初めて会ったのは、妻との結婚の許しを得るためにご挨拶したとき、いまから約25年前になります。
当時、65歳の義母は上品な雰囲気の方でしたが、あまり元気な様子ではありませんでした。
「私はあまり丈夫なほうではないので、あなたにも迷惑をかけるかもしれないけれどよろしくお願いしますね」
そんな不安なご挨拶を受けました。
「母は幼い頃から病弱で、兄妹の中でも長くは生きられないだろうとずっと言われ続けてきたの。だから自分の健康に自信がないのよね」
妻からそう聞いてなんとなく納得した私。
しかし、義母との付き合いも25年になりますが、ときどき風邪をひくことはあっても、大きな病気などにかかることはなく、90歳になったいまも元気です。
長寿の秘訣を私なりに解釈すると、義母の場合は神経質なまでの体調管理にあると思っています。
例えば、少しでも風邪気味だなと思うと絶対に外出しません。
最低2週間から1カ月間は外出を控える徹底ぶりで、その間は安静にして絶対に無理をしません。
身近な人の冠婚葬祭があろうと、子どもや孫の大事なイベントがあろうと外出しないのです。
さらに、医者から処方された薬も簡単には信用しません。
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。