日頃のモヤモヤやイライラ...人生を重ねると、さまざまな心配事が出てきますよね。そこで月刊誌『毎日が発見』の「お悩み相談」コーナーから「読者の悩みと専門家のおこたえ」を抜粋してご紹介します。今回は、「娘が入籍。挙式はすべきと夫は言うが...」というお悩みに、心理アナリストの亜門虹彦さんが答えます。
この記事は月刊誌『毎日が発見』2024年3月号に掲載の情報です。
【お悩み】
娘が入籍。挙式はすべきと夫は言うが...
娘が入籍しました。
挙式はまだしていません。
私は、挙式については、特にこだわりはありません。
ところが、夫は「けじめとして挙式をするべきだ。それが親孝行にもなる」と言います。
娘夫婦の前で問いただし、検討中との返答に怒りをあらわにしました。
父親の苦言に、娘は不快感を示していました。
私は、強要するものではないと思っています。
助言をお願いいたします。
静岡県 Bさん(59歳)
【おこたえ】
夫・お父さんを頼る、感謝することで、機嫌を良くさせて
お嬢様のご入籍、おめでとうございます。
しかし父親であるBさんの夫が「へそを曲げた状態」になってしまったようですね。
夫がへそを曲げた原因は、実は挙式をしないことにあるわけではないと思います。
これまで家族のために一所懸命働いてきたのにあまり感謝されないことや、日頃から家族の中で自分の意見が軽く扱われることに腹を立てて、それが「式を挙げるべき」という主張に繋がっているようです。
Bさんがすべきは、夫婦の会話を増やし、食事の献立など何でもいいので、こまめに相談を持ちかけて、夫を頼る姿勢を見せることです。
また、お嬢様に、父の日やお父さんの誕生日に贈り物をさせて、感謝の気持ちを表現することも大事です。
お嬢様夫婦に、Bさん夫婦を旅行に招待してもらうのもいいかもしれません。
夫もご機嫌になって、挙式のことは「まあいいか」と思ってもらえるでしょう。
そんなBさんに見て欲しいのが『花嫁のパパ』という映画です。
花嫁の父親の気難しさや寂しさが、分かるようになるはずです。
●亜門虹彦さん(心理アナリスト)