冷えや痛みなど、足には血管の老化のサインが出やすいもの。そんなサインに気付いたら「血管若返り」のチャンスです。足の血流をアップさせて、全身の血管を若返らせましょう。
※この記事は月刊誌『毎日が発見』2024年1月号に掲載の情報です。
血管の若さは「足」で分かります
<足の健康チェック>
当てはまる数が多いほど、足に動脈硬化の疑いが高くなります。
・同世代の人と比べて、歩く速度が遅くなった
・足が冷える。またはしびれがある
・歩くと足の痛みやしびれが起きるが、休憩すると良くなる
・足が痛んだり、つりやすい(こむら返り)
・水虫や、足にできた傷がなかなか治らない
・下肢静脈瘤がある
思い当たることがあったら
「足上げテスト」に挑戦
足の動脈硬化をチェックできるテストです。
結果が良くない場合は、医療機関で検査を受けましょう。
(1)仰向けに寝そべり、太ももの裏を持って両足を上げる
※きつい場合は、足を壁につけたり、ソファなどにのせる。
(2)足を上げたまま、足首を20~30回曲げ伸ばす
足を動かすことが
血管若返りの最大のコツ
上記の「足の健康チェック」で、気になることはありましたか?
実は、足には血管の老化のサインが出やすいと、池谷敏郎先生。
「血管は全身をくまなく巡り、酸素と栄養を送り、不要なものを回収してくれます。しかし女性の場合、閉経を境に女性ホルモンのエストロゲンが減少することで、血管の柔軟性が減って硬くなり、動脈硬化が進行するなど、急速に血管の老化が進みます。足の痛みや静脈が浮き出る下肢静脈瘤などは、血管の老化のサインです」
血管を若返らせる最も手軽な方法が、足の血管へのアプローチ。
「足を動かさない生活が、全身の老化を進め、血管を衰えさせます。足を動かすことで、血管はもちろん、見た目も若返るでしょう」
生活習慣をほんの少し見直して、足から血管を若返らせましょう。