「パートの職場の先輩のMさん。明るく親切な人なのですが、香水がキツいんです...。いい人なだけに、誰も指摘できずにいました。そんなある日、新人のKさんが配属され、Mさんは教育担当に。すると、Kさんのくしゃみが止まらなくなってしまって...!?」

Mさんと話しているときだけくしゃみで涙目に

去年の年末までお世話になっていたパート先の先輩Mさん(50歳)はご主人と2人暮らし。

フルタイムで働きながらも家事全般をこなし、オシャレにも余念がなくいつも明るいいい人でした。

ただ、Mさんにはひとつだけ困ったことがありました。

香水の匂いがきついんです...。

しかも爽やかな柑橘系ではなく、昔流行った高級ブランド物の甘ったるい匂いで好き嫌いが分かれそうなもの。

周りがそのきつい匂いに慣れることはなく、ミーティングや食事で一緒だった後には「ちょっと、きついよね...」とみんなで話をしていました。

Mさんはそれ以外は本当にいい人なのです。

そのため上司も同僚もどんなタイミングでどう言えば傷つけずにすむかわからず、日々が過ぎていました。

そして、私がそのパート先に勤めて半年ほど経った1月のこと。

24歳の女性新人Kさんが入社し、M先輩が教育担当になりました。

Kさんは素直で明るい性格で、新人教育が終わった2カ月後には、親子ほど年の違うM先輩と2人でランチに行ったり、仕事帰りに飲みに行ったりするほどの仲良しに。

そんな2人をみんなで微笑ましく見ていたある日のことです。

部署ミーティングが終わったあと、KさんがM先輩と何やら楽しそうに立ち話を始めたそのとき、Kさんのくしゃみが止まらなくなったのです。

心配そうに「大丈夫?」と話しかけるM先輩に「そろそろ花粉の季節なのかもしれません」と答えるKさん。

M先輩を含め話を聞いていたみんながそうかもう3月だしねえ、と思っていました。

そしてその翌日、またM先輩と話していたKさんが今度は目がちょっと痒いと涙目になったのです。

「もう花粉症はじまっちゃったのかしらね?」

「そうなんですかねー、けどまだ外歩いてても自宅でもまだそんなにならないんですよね」

「じゃあホコリかなあ。オフィスはちゃんと清掃してもらっているけど」

「うーん、わからないですけど。なんかときどき...」

そんな世間話をしていた2人。

話題はM先輩が首に巻いていたスカーフの話になりました。


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