冷蔵庫は「空っぽ」で買い物へ! 旬を楽しみ、心まで満たされる「素朴な食卓」の作り方(2)

『ほんとうの豊かさに出合うための9週間 部屋と心が自然に整う"一生もの"の暮らし』 (深尾双葉/KADOKAWA)第8回【全8回】

YouTubeで夫婦二人暮らしの穏やかな日常を発信する、深尾双葉さん。その著書『ほんとうの豊かさに出合うための9週間 部屋と心が自然に整う"一生もの"の暮らし』(KADOKAWA)は、単なる片付け術の解説書ではありません。9週間という時間をかけ、住まいと心に溜まった「余分なもの」を少しずつ手放していくための優しいガイドブックです。年齢を重ねるごとに、持ち物も暮らしも「身軽」でありたいもの。本書は、無理に捨てることを強いるのではなく、「自分にとって何が大切か」を問い直すきっかけをくれます。今回はこの本の中から、「ほんとうの豊かさ」を見つめ直すためのヒントをご紹介します。

※本記事は深尾 双葉著の書籍『ほんとうの豊かさに出合うための9週間 部屋と心が自然に整う"一生もの"の暮らし』から一部抜粋・編集しました。

冷蔵庫は「空っぽ」で買い物へ! 旬を楽しみ、心まで満たされる「素朴な食卓」の作り方(3)

食材は「足りないかも」くらいがちょうどいい

たくさんの食材があると、一つ一つを雑に使ってしまう癖がありました。たとえばお肉を特売で1パック買ったら、量が多くて面倒だからと、そのままドカンと一気に使ってみたり。そもそも買いすぎなのですが、買ったからには腐らせないように使い切らなければというプレッシャーや義務感に駆られていました。

今は基本的に、食材をある程度、使い切ってから買うように心がけています。特に野菜は、スーパーの特売日までには野菜室が空になっている状態を目指して、一週間で消費。買い物に行く前に庫内をきれいに空けて、ついでにアルコールでさっと拭き掃除。それから、また新しい野菜を入れるサイクルにしています。

冷蔵庫に空きがたっぷりあるので、急遽、基本食材以外の食材が買いたくなっても大丈夫。また、基本の食材があるので日々の献立もあまり悩まず、そこにお店で見かけた旬の食材を追加して、季節感を楽しむことも可能です。

種類が少ないと何だか不安に思うかもしれませんが、工夫次第で変化のある献立にすることができます。災害に備えて備蓄している缶詰もたくさんあるので、それを活用することもあります。食材がないならないで受け入れる。多くを求めないという感覚が夫婦ともに身についてきたので、そんな日は限りなく素朴な食事を進んで選択しています。

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それから、野菜を皮つきで調理したり、ピーマンの中のワタごと魚焼きグリルで焼いたりなど、できるだけ無駄なく食べることも心がけています。椎茸の軸は滋味深い味わいがあるという発見もありました。量を加減して一度には使い切らないようにしたり、大切に使おうという気持ちも芽生えました。

冷蔵庫内で食材が埋もれず、すべてに目が行き届くので、腐らせて捨てるようなことも今は皆無。冷蔵庫を開けて、「何か足りないかも」と思うぐらいが、きっとちょうど良いのだと思います。

とはいえご家族が多かったり、食べ盛りのお子さんがいらっしゃったり、お弁当用に作り置きが必要だったりする方など、ある程度食材がないと回らないという方もいらっしゃると思います。

あくまでも二人暮らしの場合ということで、ご家族やご自身の生活スタイルに合わせて、何かのヒントとして取り入れていただければ嬉しいです。

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調味料は醤油、みりん、味噌、お酢、塩、砂糖、あとはごま油が基本。最近はみりんを半量ぐらいになるまで煮詰めたシロップを砂糖代わりに使うことも増えました。

食材はたくさん買いませんが、調味料は味噌なら定番の米味噌に白味噌と赤味噌など、自分にとって欠かすことのできない調味料は数種類揃えてメリハリをつけています。今はほんとうにいろいろな物が出ているので、試して好きな物に出合えたら定番に加えています。

定番の食材以外は、一個を使い切ってから新たな物を購入し、何種類も同時進行で使わないようにしています。また収納場所も、常温保管の調味料は、木箱一つに入るだけと決めて、むやみに増やさないよう自制しています。