妻を独占するため、外出やスマホも禁止する夫。あまりにも身勝手な束縛を受ける妻は、次第に自分が悪いのだと思い込んでしまい...。『うずら男〜モラハラかまって夫が人間をやめるまで〜』(KADOKAWA)は、夫の異常な行動に翻弄される妻を描いたセミフィクション。ペットと一緒にお世話してほしいという奇行だけでなく、夫のモラハラによる「共依存」の怖さも感じるこの作品のあらすじを、著者の前川さなえさんのコメントと共にお届けします。

『うずら男〜モラハラかまって夫が人間をやめるまで〜』あらすじ

外出禁止、スマホ監視、異常な束縛。モラハラ夫に疲れた妻は抵抗することをあきらめて【著者インタビュー】(2)
外出禁止、スマホ監視、異常な束縛。モラハラ夫に疲れた妻は抵抗することをあきらめて【著者インタビュー】(3)

主人公のあすかは、ちょっと空気が読めないところがありながらも不器用で純粋な性格に惹かれ、和史と婚約。しかし婚約してすぐに「男友だちの連絡先の削除」と「スマホの位置情報共有」を求められます。
さらに和史は、あすかの交友関係に対しても異常なまでの嫉妬心を見せ、「いい奥さんでいること」を一方的に要求するのでした。

外出禁止、スマホ監視、異常な束縛。モラハラ夫に疲れた妻は抵抗することをあきらめて【著者インタビュー】(4)

長男が生まれたものの、和史は「やり方がわからない」「いままで育児したことないんだからできないのは当然」と、新生児のお世話をあすかに丸投げ。赤ちゃんのミルクより自分のコーヒーを優先してほしいと主張したり、赤ちゃんの爪を切っていると「ボクのつめも切って」と要求してきたり。要求を断ると拗ねるどころか突然キレることも...。

外出禁止、スマホ監視、異常な束縛。モラハラ夫に疲れた妻は抵抗することをあきらめて【著者インタビュー】(5)

次男の出産後も、泣いている新生児に向かって「自分ばっかり甘えるなぁ!いつまでも泣いてるんじゃない」と激怒したり、自分より子どもを優先する妻に腹を立て、「産まなければよかったんだよ2人目なんて」と喚くこともあるのでした。

外出禁止、スマホ監視、異常な束縛。モラハラ夫に疲れた妻は抵抗することをあきらめて【著者インタビュー】(6)

さらに、公園で長男から目を離してしまったあすかを責め立て、「ダメな母親なんだからボクが監視してあげないと」と、スマホは毎日チェック、メッセージアプリの制限時間は5分、外出を禁止するなど、要求はここぞとばかりにエスカレートしていきます。

外出禁止、スマホ監視、異常な束縛。モラハラ夫に疲れた妻は抵抗することをあきらめて【著者インタビュー】(7)

子どもたちも大きくなり、外に働きに出ることを考え始めたあすかでしたが、和史はそれを阻止するためにスーパーでうずらの卵を買ってきて孵化させることをあすかに命じます。和史の機嫌を損ねないために言いなりに卵の世話をしたあすかは、奇跡的にすべての卵を孵化させてしまうのでした。

外出禁止、スマホ監視、異常な束縛。モラハラ夫に疲れた妻は抵抗することをあきらめて【著者インタビュー】(8)