【基本のごまは3種類!】

皮の色の違いで風味も変わります

肝臓を保護して、抗がん作用も!値段も手ごろなスーパーフード「ごま」の魅力(3)

白ごま

世界各地で生産されている、もっともポピュラーな品種。

黒ごまより脂質の量がやや多いため、ごま油の原料としても使われています。

マイルドな風味と色合いで、さまざまなお料理に合わせやすいごまです。

肝臓を保護して、抗がん作用も!値段も手ごろなスーパーフード「ごま」の魅力(4)

ごま

明るい黄金色の外皮からこう呼ばれます。

ごまのなかでも際立って香り高く、コクも豊か。

希少な高級品として、懐石料理などに多く使われるごまです。

トルコ産が有名ですが、近年は国産も増えています。

肝臓を保護して、抗がん作用も!値段も手ごろなスーパーフード「ごま」の魅力(5)

黒ごま

お料理のアクセントになる外皮の黒色は、アントシアニンという抗酸化物質によるもの。

わずかな差ながら、ほかのごまより抗酸化力が期待できます。

香りが強い一方、脂質は少なくあっさりした味わいです。

ひと粒に「抗老化」パワーがぎっしり!セサミンのすごい力

ごまが「すごい!」といわれる理由は、ごま特有の成分「ゴマリグナン」にあります。

ごまひと粒のうち1%ほどの微量成分ですが、その中に健康パワーがぎゅっと詰まっているのです。

代表的なものが、「ごまの栄養素」「若々しさをサポートする」としてよく知られるセサミン。

じつはゴマリグナンの成分のひとつで、なかでもとくに含有量の多い物質です。

このセサミンをはじめとするゴマリグナンには、高い抗酸化力が認められており、次のような働きを持つことがわかっています。

・ 細胞の炎症を抑える......ここでいう「炎症」とは、皮膚が赤くかぶれたりすることではなく、体内の細胞が「炎症性物質」を分泌することです。炎症が起きると、細胞や、細胞核の中のDNAが傷つけられ、あらゆる病気の原因になりますが、ゴマリグナンにはこれを抑える「抗炎症作用」を持つ成分があります。

・ 肝臓を保護する......セサミンは、肝臓まで届いてから抗酸化物質に変わり、肝臓を保護する働きがあります。

・ 抗がん作用......細胞の異常増殖やがん細胞の転移を抑えたり、異常を起こした細胞のアポトーシス(自滅)を促したりする作用があります。

小さなひと粒ひと粒のなかに、これだけのパワーを秘めている食材はごまだけでしょう。

【ゴマリグナンの主要成分】

セサミノールグルコシド

水溶性。体内に入ると、酵素の作用でセサミノールに変わり、抗酸化性を持つようになる。

セサモリン

脂溶性。セサモリン自体に抗酸化性はないが、焙煎、精製の過程でセサモール、セサミノールに変わり抗酸化 性を持つようになる。

セサミン

脂溶性。セサミン自体に抗酸化性はないが、肝臓まで届くと抗酸化物質に変わる。

肝臓を保護して、抗がん作用も!値段も手ごろなスーパーフード「ごま」の魅力(6)

医師が考案した6種の食材を混ぜた「抗酸化ごま」の紹介からごまを使った45のレシピまで4章に渡って丁寧に解説されています

肝臓を保護して、抗がん作用も!値段も手ごろなスーパーフード「ごま」の魅力(7)

医師がすすめる抗酸化ごま生活

(伊藤明子/アスコム)

ごまの効果を徹底解説し、さらにアーモンドや桜えび、きな粉など6種の食材を組み合わせた日本人に不足しがちな栄養を補った「抗酸化ごま」を新しく開発。それを使った普段づかいできるレシピを45品紹介した「ごま料理」も詰まった一冊。「抗酸化ごま」を手軽に料理に加えるだけの「ごま生活」の魅力を教えてくれます。

伊藤明子(いとう・みつこ)

二児の母として子育てしながら47歳で小児科医になる。現在も医師として働きながら、NPO法人を通じて食をテーマにしたワークショップを定期的に開催。テレビや本など多くのメディアで幅広く活躍している。