「ボコボコ足」を放置すると変色して...「下肢静脈瘤」治療にはいくらかかる? 痛みはあるの?
治療は日帰りも。保険適用で費用面も安心
里見さん 「治療というのは、どういうことをするんですか?」
広川先生 「弁が壊れて血液がうまく流れなくなった静脈の血流を止める治療になります。いくつか方法があります」
里見さん 「血管の治療と聞くと怖いんですけど」
広川先生 「そうかもしれませんね、でも、大げさなものではありません。静脈の中に細い管を入れ、レーザーや高周波電流(ラジオ波)で焼く治療や、最近では医療用の瞬間接着剤、いわゆるアロンアルファで静脈をふさぐグルー治療があります。昔から行われている静脈を引き抜くストリッピング手術もありますが、最近はあまり行わないですね」
里見さん 「どれもどう考えても痛いんじゃないかと思うんですが ...」
広川先生 「いちばん新しいグルー治療は、管を入れる場所に局所麻酔をするだけなので、そのときに1回チクッとする程度ですよ。レーザーや高周波治療も、焼く前に局所麻酔をするので、治療中は痛みはありません。ストリッピング手術も今は局所麻酔でできるようになっています。治療もいずれも日帰りでできて、仕事にもすぐ戻れます」
里見さん 「治療を受けたい場合、どの治療法にするか、どう選べばいいんですか?」
広川先生 「エコー検査の結果による下肢静脈瘤の状態を元にして、治療に対するご希望や健康状態などを総合的に考えて、その人にとっていちばんいい方法を選択してもらっています」
里見さん 「辛い症状を早く解消したいとか、見た目をきれいにしたいという人もいるんでしょうね。手術や治療は高額なんですか?」
広川先生 「どれも健康保険が適用されますから、高額になることはないですよ。例えば、レーザー治療やラジオ波治療の場合だと、保険診療ですので自己負担額は1割負担で約1万2000円、3割負担で約3万5000円ですね」
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広川雅之
東京医科歯科大学血管外科で静脈の病気を専門として診療を行い、内視鏡的筋膜下穿通枝切離術(99年)、日帰りストリッピング手術(2000年)、血管内レーザー治療(02年)など、下肢静脈瘤の新しい治療法の研究・開発を行っている。

