
スマホやゲームを使っても時間を守って遊べるのであれば問題ありません。ただし、子どもはゲームやネットに依存しやすいので、特に低年齢のうちは一定の距離を置いた方が安心です。
脳のシステム「報酬系 」

「ドーパミン」という物質の名前を聞いたことがありますか? 快楽物質、幸せホルモンなどと言われるドーパミンは、ゲームで敵を倒したときや、ギャンブルで大勝ちしたときなどに放出されます。この脳内のシステムを報酬系といいます。
報酬系を刺激するものにアルコール、タバコ、ギャンブル、薬物、買い物、SNSなどがありますが、それらは大きく「物質系」と「行為・プロセス系」の2つに分けられます。いずれにしても〝やめたくてもやめられない〟状態になって依存してしまうのですが、アルコールやタバコなどは血液や肝機能の数値に影響がでるなど目に見えるいっぽう、ゲームやネット、ギャンブルなどの「行為・プロセス系」は身体面への影響が表面化しにくいのが特徴。そのため、本人も周囲も依存状態であると気がつきにくいのがやっかいです。
【依存症】
繰り返す/より強い刺激を求める/やめられない/頭から離れない
<物質系>
・アルコール
・違法薬物(覚せい剤、大麻、コカインなど)
・タバコ
・カフェイン(コーヒー、紅茶、コーラ、エナジードリンクなど)
・市販薬・処方薬(鎮痛剤、咳止め薬など) など
服用・使用することにより、その物質に依存していく依存症状。使い続けることによって使わなければ気が済まなくなり、使う量が増えていき(使う量が増えない場合もある)、それが自分でもコントロールできなくなっていく依存症。
<行為・プロセス系>
・ギャンブル
・ゲームやインターネット、SNS
・拒食・過食
・ダイエット
・買い物
・性行為 など
特定の行為やそのプロセスに必要以上に熱中し、のめり込んでしまう依存症状。物質系依存と違い、健康診断の結果などに影響しないため、依存であると気がつきにくい。







