私たちの暮らしに癒しを与えてくれる猫ですが、猫の心身の健康状態は分かりづらいもの。元気そうに見えるけど、実はストレスを感じながら過ごしているケースも少なくありません。「メンタルの健康は何を目安にすればいいの?」「私たちの用意した環境で猫は本当に幸せなの?」「爪とぎは何のためにやっているの?」こうした猫のメンタルケア&ヘルスケアについて、猫好きの獣医師・野澤延行先生によるアドバイスをまとめた著書『猫と幸せに暮らすための教科書 家族が知っておきたい猫のメンタル&ヘルスケア』(KADOKAWA)は、飼い主はもちろん、初めて猫を飼う方にも役立つ情報がいっぱいです。今回は本書より、猫好きなら知っておきたい豆知識を紹介します。あなたの「猫」は今、本当に幸せですか?
※本記事は野澤延行(監修)、松本勇祐(漫画)の書籍『猫と幸せに暮らすための教科書 家族が知っておきたい猫のメンタル&ヘルスケア』から一部抜粋・編集しました。
【前回】 猫の多頭飼いではゾーン分けを。慎重に相性を見極めよう
ノーズタッチは「挨拶」
猫の聴力と嗅覚は優れています。
嗅ぎ分ける能力は人間の数万〜数十万倍。
そして人間のように挨拶を重んじ、猫同士のにおいチェックでは、鼻と鼻を合わせて(ノーズタッチ)相手を確認します。
指に鼻をくっつけたり、飼い主のにおいを嗅ぐ行為も猫にとっては挨拶なのです。
まとめ
においを嗅ぐ行為は、猫なりの挨拶。
挨拶がわりに「においを嗅ぐ」。
猫は、嗅ぐ生き物ともいえます。