スマートフォンを便利に使いこなしていますか? 基本機能以外は使っていない、という人も少なくないかもしれません。今回は、20年にわたって携帯電話業界を取材し続けているジャーナリストの村元正剛さんに、メルカリで「販売価格を決めて出品する方法」について教えていただきました。
この記事は月刊誌『毎日が発見』2023年8月号に掲載の情報です。
販売価格を決めて、
出品しましょう
メルカリに出品する商品の価格は、自分で決めます。300円以上で、好きな価格にしてかまいません。しかし、はじめて出品する場合、いくらなら売れやすいのかは分かりにくいものです。
出品するものが新品なら、定価の60〜80%程度にしてみましょう。中古の場合は、似た商品が実際に売れた価格を調べてみることをおすすめします。似た商品が見つからない場合は、汚れが少なく、未使用に近い状態なら定価の30〜60%、使用感や汚れが目立つ場合は定価の20〜40%を目安にしましょう。
商品が売れた場合、売上金の全てが自分の利益になるわけではありません。販売価格の10%が販売手数料として引かれます。また、配送料の負担を「送料込み(出品者負担)」にしている場合は、配送料も引かれます。販売手数料と配送料も考慮して、価格を決めましょう。
《メルカリのコツ》
販売手数料と配送料は売上金から引かれます
出品した商品が売れると、販売手数料として販売価格の10%が売上金から引かれます。また、配送料の負担を「送料込み(出品者負担)」にしている場合は、配送料も売上金から引かれます。あらかじめ配送料を調べておきましょう。はじめての場合は、「送料込み(出品者負担)」で、「らくらくメルカリ便(※ 1)」または「ゆうゆうメルカリ便(※ 2)」を選択しましょう。
※1 らくらくメルカリ便:宛名書き不要で、セブン-イレブンやファミリーマートなどから発送できる。
※2 ゆうゆうメルカリ便:宛名書き不要で、郵便局やローソンなどから発送できる
価格を決める2つの方法
(1)新品は定価の60〜80%程度にする
新品や未使用品の場合、定価が分かれば、定価の60〜80%にすると売れやすいです。例えば、1500円のものなら、900〜1200円くらいの範囲にしてみましょう。
(2)中古は似た商品を検索し、売れた価格に近い価格にする
出品する商品の情報を入力する画面から「類似の売れている商品」に進んで、それらが売れた価格を調べることができます。また、自分が実際に購入する商品を探すように検索すると、どのような状態の商品がいくらで売れて、いくらだと売れにくいかという目安が分かるはずです。
売れた商品には赤い「SOLD」マークが付いています。
※スマホは大きく分けて、iPhoneとAndroidの2種類があります。Androidは、京セラ、グーグル、サムスン、シャープ、ソニー、FCNTなど、多くのメーカーが製造しています。
タップとは、画面上の記号や項目を指先で軽く1回たたく基本操作です。
操作手順の説明に用いている画面は例です。
機種によって表示される画面が異なる場合があります。