「人との距離感」を吉井奈々さんが解説。距離ができてしまった時の解決策って?/未熟なまま輝く

「人との距離感」を吉井奈々さんが解説。距離ができてしまった時の解決策って?/未熟なまま輝く 文書名43-47-2.jpg

嫌うのではなく離れるほうがいい

前は仲良かった友達と、何をしたわけでもなく、ふと距離ができてしまうことがあります。

あなたのせいでもなく、相手に悪意があるわけでも、誰かに何かを言われたせいでもない。

それは学生の頃だけでなくオトナになってからもあるんです。

なので、人との距離ができても、あなたのせいではない場合のほうが多いんです。

これを忘れないでください。

人は常にそのときの環境や興味、行きたい進路で、話したい内容や情報も変わります。

人が使えるエネルギーや時間は無限ではなく有限です

そしてあなたも「あんなに仲良かったのに、裏切られた、見捨てられた、私のことなんてどうでもよくなったんだ。嫌われるなら、私のほうこそあなたを嫌ってやる!」と思わなくていいんです。

一度「嫌い」に設定してしまった人と、また「仲良し」になるのはとても難しいんです

関係を修復できても、疑心暗鬼になってしまい何でもないときにも疑ってしまったり不安になってしまったりします。

またいつか楽しく話したいな、と思える人なのであれば、「〇〇さん嫌い」とは誰にも言わず、独り言でも言わないで、「今は〇〇さんと違う道を選択しただけ」に言い換えてください。

他の友達や知り合いにこぼした「最近〇〇さん苦手で、もう嫌い」のようなほんの少しの愚痴が相手に届いてしまうのが一番もったいないんです。

「〇〇さんと最近一緒じゃないね、ケンカでもした?」と聞かれても「今は別々のことに
エネルギー使ってるだけだよ」とふんわりさせておきましょう。

その言葉は自分の心が一番聞いています。

「前は」仲良かった、けれど「今は」別々の道を選んだ。

「いつかは」また一緒になるかもしれないし、別々の道で別々の友達を見つけて、別々に幸せになるかもしれない。

自分の道も、相手の道も、どんな分かれ道もふさがないでください

 
※この記事は『未熟なまま輝く キミへ伝えたい 自分を大切にする生き方・考え方』(著:吉井奈々、著・イラスト:真白 ばに/KADOKAWA)からの抜粋です。

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