相手にとっての都合のいい人にならなくていい
「嫌われるのが怖い」という呪いにかかっていると「嫌われない行動」を選ぶようになります。
嫌われたくないから、誘われたら行きたくないところでも行ってしまう。
嫌われたくないから、やりたくないことでも一緒にやってしまう。
それが悪いことだとわかっていても、オトナに怒られるより、そのグループに嫌われるほうが怖いから。
なので相手に言われたことを丸呑みするという選択肢を取り続けてしまいます。
そうすると嫌われることはないけれど、本当の意味で好かれることも難しい人生になってしまいます。
なぜか。
それは「いい子・いい人」になってしまうからです。
え? いい子・いい人はダメなの?
これはね、言葉を選ばず極端に言わせて頂くと「相手にとっての都合のいい人」という意味の「いい子・いい人」になってしまうんです。
言われたことを「拒否」しないから、相手にとってはとても都合がいいんです。
これは「親にとっての都合のいい子」「先生にとっての都合のいい生徒」「会社にとっての都合のいい人材」にもなってしまうんです。
「嫌だ、やめて、無理です」「それはできません、それは苦手なんです」「それは傷つ
きます、私を雑に扱わないで」といった拒否は自分を守るために、とても大切なコミュ
ニケーションです。
拒否できないときは、離れてください。
距離をおいてください。
無理してそこにいないでいいんです。
無理して笑わないでいいんです。
自分を傷つけながら相手を笑顔にさせなくていいんです。
学校に行くと親が安心するからって、無理して行かなくていいんです。
心の傷は、身体の傷と違って血が出たりしません。
自分も周りも気が付きにくいんです。
だからこそ、毎日お風呂に入って身体を整えるように、心の傷をケアしてあげてください。