靴は種類ごとに棚を分け、ゆったり収納

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「靴の収納と手入れも、考え方は服と同じ。普段履き、季節などカテゴリーごとに場所を決め、通気性と汚れに気をつけて収納します」と、生活研究科の阿部絢子さん。履かない靴を詰め込んだり、何年も箱に入れっ放しにしている状態は、靴を劣化させるだけ。服と同様に、要・不要を衣替え時にチェックし、履いていない靴はいさぎよく処分しましょう。残す靴も、カビの原因になる土汚れをよく落としてから保管します。「靴は普段の手入れが肝心。履いた後、丁寧にケアすれば、お気に入りの靴が長持ちしますよ」。



靴のしまい方のポイント

1 詰め込み過ぎず余裕をもたせる
詰め込みすぎると取り出しにくく、通気性も悪くなります。靴と靴の間隔は指1本分くらいの余裕をもって収納しましょう。

2 靴のタイプと頻度で配置を決める
湿気は下にたまるので、湿気の影響が気にならない普段履きは下段に。それ以外は使用頻度によって棚の位置を決めます。

3 靴を重ねてスペース節約
スペースが足りないときは、シューズホルダーや靴用ラックを活用するのも手。「上下に重ねると、多くの靴がしまえますよ」。



簡単手入れで普段の靴も長持ち

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底の土を落とす
カビ胞子は土中にいるため、土汚れを持ち込まないことが原則。しまう前に古い歯ブラシで底の土を払って。

ブラシをかける
ブラシで靴全体のホコリを落とす。ひもの中など細かい部分も土ホコリが入っているので忘れずに落として。

布で拭く
水で濡らし、固く絞った布で靴の表面を拭く。汚れがひどくなければから拭きだけでもOK



このひと手間で長持ち!

におい、カビから靴を守る簡単お手入れ術

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防カビには・・・
棚板を水拭きして汚れを落とす
箱にしまうときはフタを外して湿気をこもりにくく

防臭には・・・
靴の内側を拭いて雑菌の繁殖を防ぐ

防湿には・・・
梅雨時は靴箱の扉を開けて湿気を開放

長持ちには・・・
起毛素材はブラシで毛を起こして毛艶復活!
革靴はクリームをすり込んでブラッシング

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<教えてくれた人>
阿部絢子さん
あべ・あやこ●1945年生まれ。共立薬科大学卒業・洗剤メーカー勤務を経て、生活研究家に。家事研究の第一人者として、アドバイザー、執筆など幅広く活動。
 
この記事は『毎日が発見』2017年6月号に掲載の情報です。

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