人に会った後「ひとり反省会」をして悩んだり、必要以上に他人に気を遣ってしまったり...「しんどい」と感じた時は、心がラクになる考え方を取り入れてみませんか? 『あなたの「しんどい」をほぐす本』(KADOKAWA)は、心理学の観点から「自分なんて」が「自分らしく」に変わる考え方を35のテーマで紹介。今回は本書の中からテーマを厳選してお届けします。心をほぐす言葉と可愛いイラストをお楽しみください。
※本記事はPoche (著)、もくもくちゃん(イラスト)著の書籍『あなたの「しんどい」をほぐす本』から一部抜粋・編集しました。
はじめに
「しんどい」って、苦しいですよね。
心の底から楽しいと思えなくなるし、なんだか朝から疲れているし、みんなといれば笑顔だけど家に帰れば「無」になるし、もう何もしたくないのに周囲に気を遣っちゃうし......。
とてつもない失敗をしたとか、絶体絶命のピンチに陥ったとか、もう一生立ち直れないほどの何かがあったわけではないし、むしろいつも通りの毎日なんだけれど、何かが満たされていないように感じることがあります。
特に不幸だというわけではないし、むしろ周りから見たら恵まれているように見えるかもしれないけど、なんだか毎日息苦しいこともあります。
そうした心のもやもや、ぐるぐると再生される後悔、ふとした瞬間にふくらむ焦りや不安、やり場のないイライラなど、我慢や不満、焦りや不安が複雑に絡み合って「しんどい」ができあがります。
この本は、そんな「しんどい」を抱えているあなたに向けて書きました。
「しんどい」と感じているあなたが、今よりちょっぴりしんどいと感じる回数が減ったり、しんどいと思う自分を責めずに済んだり、しんどいと思ったときには自分を最優先にできますように......そんな思いを込めて、あなたの「しんどい」がラクになるような考え方を提案しています。