気になる3大場所の楽ラク掃除術

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梅雨直前の大掃除こそが、カビや悪臭の大きな予防策。手作り掃除グッズも楽しい高橋式掃除術で、梅雨直前にたまった汚れを効率よく一掃しましょう!


やらなきゃ場所①「窓周り」

たまったホコリが梅雨の湿気で泥状に。特に網戸は泥が乾くと目詰まりし、落とすのが大変。サッシの溝の汚れも、カビの温床になる前に掃除を! 

<網戸>
網戸は外さなくていいので、必ず汚れが多い屋外側から掃除を。最初に室内側に新聞紙をガムテープで貼って養生し、乾いたまま拭き掃除。ストッキングだんごで上→下へ拭き、ホコリや小虫などを払い落とします。枠の凹凸などの細部は古い歯ブラシで軽くこすって。最後に40~42℃の湯に固形せっけんを泡立て、スポンジで泡をすくい、室内側の面に上端から押し当てながら、汚れを外側からぞうきんで吸い取ります。内外とも両面行い、水拭きを。

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<サッシ>
網戸と同様に、まず乾いた状態でホコリ取り。溝の端から手ぼうきで掃いたら、乾いたままレールカットスポンジの切り込みを溝にはめ、端から溝に沿って汚れをぬぐいます。隅や窓枠は古い歯ブラシで掃除し、仕上げにぞうきんで水拭きを。汚れや洗剤成分が残ったら、指先にぞうきんを巻いて拭き取るときれいに。

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やらなきゃ場所②「浴室

カビが好む、水あかやせっけんかすがたまりやすい部分を集中掃除。ゴムパッキンなどのカビやすい部分も、ペーパー湿布なら洗浄剤がぴたっと密着します。以降はお風呂上がりに古いタオルで水けを拭き取り、換気をよくすればカビを十分に防げます。

<ドアレール>
髪の毛やゴミを取り、溝にペーパータオルを敷きます。ゴム手袋をしてカビ取り漂白剤を吹き付け、ペーパーを密着させて10~15分おく。15分程度たったらペーパーごと溝に沿って汚れを拭き取り、シャワーで洗い流すか、ぬれぞうきんでよく水拭きを。最後に乾いたぞうきんで水けを残らず拭き取ります。

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<壁面>
黒やピンクの汚れはカビ。ゴム手袋をしてカビ取り漂白剤を吹き付け、上にラップを張り付けて10~15分おき、シャワーで洗い流す。ラップ湿布で洗浄力がアップし、液垂れせず凸凹にも密着。残った汚れは古い歯ブラシでこすります。

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やらなきゃ場所③「トイレ

蒸し暑くなると、便器の黒カビに加え、普段見逃している汚れが悪臭を放ってきます。狭い上に凸凹が多く、姿勢がつらいトイレ掃除も「軍手ぞうきん」で断然ラクに! スリッパなどの布小物も実はにおいのもとなので、取り替えて悪臭予防を。

<便器>
軍手ぞうきんで大胆に拭いて凹凸に隠れた汚れも一掃! まず外側から。足元の凹凸や曲面は、軍手ぞうきんで指先や手のひらを使って拭き、便座の付け根などすき間は、ペーパースティックで。便器内は縁裏から水たまりを囲むようにトイレットペーパーを敷き込み、トイレ用洗剤を吹き付けて湿布。10~15分おいてブラシでこすります。軍手ぞうきんで縁をつかみ、凹みに指をかけ奥→手前に一周拭きます。

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<壁面・床面>
壁面はアロマスプレーを吹き付けると防臭に。汚れは軍手ぞうきんにスプレーして拭きます。床面は軍手にアロマスプレーを吹き付けて拭くと簡単。除菌もでき、尿はねやホコリのベタベタ汚れもスッキリ。

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<教えてくれた人>
高橋ゆき(たかはし ゆき)さん
家事研究家。家事代行などを行う株式会社ベアーズ取締役副社長。家事のスペシャリストとしてテレビや雑誌などで活躍中。著書に『楽ラク掃除の基本』(学研パブリッシング)など。

 
この記事は『毎日が発見』2017年6月号に掲載の情報です。

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