ため込んだ水回りの汚れに悪戦苦闘していませんか? それをぐっとラクにするのが、実は汚れが落ちやすい夏のプチ掃除。頑張らずにきれいになる、掃除&片付け術を伝授します!今回は、ラク家事研究家のみなさんに「『浴室・トイレ』のラクラク掃除術」を教えてもらいました。
【前回】洗面所のラクラク掃除術。「有効な洗剤やグッズ」「ついでのちょこっと掃除」がポイント
発生しやすい赤カビは漂白剤で早めに退治「浴室」
【床】
漂白剤でカビも汚れも根こそぎ除去
使ったのはこれ!
排水口は100均シリコンフタでふさぐ!
(1)浴室の排水口を100 均などで手に入るシリコン製のフタなどでふさぎ、おけなどにオキシクリーンをキャップ4杯(約112g)入れます。
(2)オキシクリーンを入れたおけに、約50度の熱い湯をシャワーで勢いよく注ぎます。そのままあふれさせ、床を浸します。
(3)脱衣所にあふれない程度に、浴室の床全体を漂白剤液で浸します。おけに溶け残った
分は溶かして床にこぼし、1時間放置。
(4)排水口のフタを外して漂白剤液を流し、ブラシなどで床をこすり洗い。仕上げに水シャワーで流せば、ピカピカの床に戻ります。
【風呂小物】
バス小物も掃除グッズも漬け置き一気洗い
入浴後、40 度以上の(入浴剤の入っていない)残り湯に、オキシクリーンをキャップ5~6杯(約140~168g)溶かし、いすやおけ、掃除グッズなどの小物類を漬け置き。30分後、小物類は水洗い、浴槽はお風呂用洗剤で洗います。
使ったのはこれ!
100均でOK!
掃除がラクになる浮かせる片付けグッズ
排水栓はフックにかけて
置いておくとぬめりやすい排水栓。粘着フックをつけ、チェーンが浮くようにかけておけば、衛生的&邪魔にもなりません。
ポールキャッチでがっちりホールド
ほうきやモップの柄をワンタッチで着脱できるポールキャッチ。床に触れない高さに取りつければ、掃除機かけもスムーズ。
つっぱり棒+S字フックですき間収納
靴箱のそばの薄いすき間に突っ張り棒を渡し、S字フックで掃除用具をぶら下げ収納。すき間もしっかり活用して。
【排水口、カウンター下】
漂白剤スプレーでカビ予防!
ぬめりや汚れがすぐにたまる浴室排水口には、除菌&漂白力に優れたキッチン泡ハイターを。全体に泡を吹きつけて5分置き、水で流します。においもすっきり。
付着した汚れを掃除しにくく、カビも生えやすい浴室のカウンター下。キッチン泡ハイターを吹きつけ5分置き、水で洗い流します。
使ったのはこれ!
カビは放置すると落ちなくなるので注意!
※メーカー推奨ではない方法につき、ご使用の際は材質を確認し、十分に安全に配慮しながら行ってください。
黒ズミやにおい、ためなければすぐ落ちる「トイレ」
手洗いボウルの水あかは洗剤+ラップで落とす
クリームクレンザー ジフをたらし、丸めた食品用ラップでこすり洗いし、水で流します。こびりついた汚れやくすみがきれいに!
使ったのはこれ!
床や壁の尿ハネはクエン酸で拭く
スプレーボトルに粉末クエン酸のパッケージに書かれた分量でクエン酸水を作り、床や壁に吹きつけ、床用ドライシートで拭きます。
使ったのはこれ!
100均でOK!
掃除がラクになる浮かせる片付けグッズ
トイレタンクの側面を活用
トイレブラシや床拭き用ミニモップ類は、トイレタンク側面にフックをつけて浮かせる収納に。掃除がぐっとしやすくなります。
レバー部分をひっかけるだけ
トイレ洗剤は、便器側面に100均のマルチフックを貼りつけ、レバーを引っかけて収納。サッと取れて便利。
歯ブラシホルダーで衛生的に収納
歯ブラシは、棚の壁面に歯ブラシホルダーをつけ、乾きやすいよう浮かせて収納。何度もはがせるので、洗うこともできます。
※ここで紹介する洗剤を使う際は、商品に記載の使用上の注意を必ず読み、素材・器具・設備などの取扱説明書をご確認の上、使用してください。記事内では一部メーカー推奨ではない方法を紹介します。ご使用の際は、十分に安全に配慮しながら行ってください。
取材・文/シェルト・ゴ(佐藤由香、堀井明日香) 撮影/木谷基一