好みの柄の手ぬぐいをぬい合わせて作る「手作りエプロン」が話題を集めています。簡単&便利なエプロンにぜひ挑戦してみて。今回は、イラストレーターで手仕事作家の堀川 波さんに「手ぬぐい2枚で作る簡単エプロン」を教えてもらいました。
軽い着心地にやみつき
洗濯もラクチンです
毎日の家事に欠かせないエプロンを、自宅で簡単に作ってみましょう。
今回堀川さんに教えていただいたのは、2枚の手ぬぐいと紐があれば完成する、超簡単エプロンです。
「手ぬぐいで作ると、端の処理が少なくて済むのでラク。好きな柄を選んで自分好みのものを作れるところも魅力です。手ぬぐい生地は軽いので、着け心地が良いことが最大のメリット。乾くのが早いのも手ぬぐい生地の利点ですが、洗い替え用にいくつか作っておくといいでしょう」
ミシンでも手ぬいでも簡単な自作の手ぬぐいエプロンで、暮らしに彩りと清潔感を添えてみて。
材料は手ぬぐいと綾テープだけ
簡単エプロンの作り方
材料
手ぬぐい(90cm×32~33cm)...2枚
綾テープ(または、しっかりしたリボンや紐)...270cm
上記のほか、アイロンやミシン糸(ぬい糸)、まち針などを使用しました。
作り方
(1)手ぬぐい2枚を横長になるよう中表に合わせる。上に重ねた手ぬぐいの端を5mmほど下にずらし、まち針で固定する。
(2)上に重ねた手ぬぐいの端から3mmくらいのところを、2枚まとめてぬう。ぬい始めと終わりは返しぬいをする。
(3)ぬい代(長い方)が上になるように開き、アイロンをかける。
(4)(3)でアイロンをかけたぬい代の端から1~2mmのところを(2)のぬい目に沿ってぬう。こうすると2枚の手ぬぐいがしっかり固定される。
(5)手ぬぐいの、切りっぱなしになっている左右の端を5mm幅で三つ折りし、アイロンをかけてぬう(ぬい始めと終わりは返しぬいする)。
(6)上半身側になる手ぬぐいの左右を、裏側に三角形に折る。ズレないようにまち針を打ち、必要であればアイロンをかける。
(7)(6)で折ってできた三角形の端から2mmのところを、三角の形に沿ってぬう(ぬい始めと終わりは返しぬいする)。
(8)綾テープを90cm×2本、80cm×1本、10cm×1本に切る。90cmの2本は、ほつれないよう片側の端を三つ折りしてぬう。
(9)90cmの綾テープの、ほつれ止めしていない側をエプロンの左右にぬい留める。強度が出るよう端を三つ折りし、写真のように四角くぬう。
(10)胸当て部分は、10cmの綾テープをループ状にしてぬい留める。80cmの綾テープは、90cmのものと同様に端を処理してぬい留める。
POINT
テープ(リボン)は左右それぞれ90cmずつと長めに取っておくと、体の後ろで、前で、お好みの位置で結ぶことができます。
取材・文/和栗 恵 撮影/齋藤ジン