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あなたは自分の時間を有効に使えていますか?
仕事時間を1日10分短縮できたとすると、1年間で40時間の短縮になります。すると5年で200時間、そして10年では400時間も短縮できるのです!
時短術の集大成となる1冊「時短術大全」から、ビジネスに役立つテクニックを連載でお伝えします。
未来のために、今できる小さなことから始めてみましょう!
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前の記事「エレベーターは「階数」より「閉」を先に押す~無駄を省く/時短術大全(22)」はこちら。
◎無駄を省いて効率アップ
1.「改めて清書する」をやめて1回で完了させる
商談や電話を受けたときのメモ、会議の議事録などは走り書きで記し、「後で見直して、清書しよう」と思うことが多い。だが、その「後で」の時間が捻出できず、結局はそのままにしていないだろうか。
ビジネスの場では、余裕のある時間などないと思ったほうがいい。また、改めて清書するからと思うと、その場での聞き取りを軽視しがちになる。そもそも、メモを取ってそれを清書するのは重複した作業であり、これを1回で完了させてしまえば、無駄な時間を費やすこともなくなる。
メモを取るときは誰が見てもすぐわかるように、議事録はそのまま上司に提出できるくらいに。このくらいの気持ちで書くことだ。
2.ビジネス服のコーディネートをパターン化する
出勤前の忙しい時間帯にもかかわらず、その日の服装がうまく決まらず準備に手間取った経験は、誰しも1度はあるだろう。
そうしたビジネス服に関する悩みを解決するのにオススメなのが、コーディネートのパターン化である。
会食や接待の日、デスクワークに集中する日、プレゼンの日の勝負服、といったように、さまざまなビジネスシーンに最適なコーディネートを事前に考え、この着こなしをくり返すことが最も効率的といえるだろう。
3.ノンアイロンシャツでアイロンがけから解放される
ピシッとアイロンのかかったシャツだと、仕事に向かう気分も高まる。だが、ワイシャツのアイロンがけはベテランの主婦でも難しいと嘆く作業で、ましてや自分でやるのは至難のワザ。それでも、いちいちクリーニングに出すのは面倒だしお金もかかる。
こんな悩みから解放してくれるのが、ノンアイロンの形態安定シャツである。
かつてのノンアイロンシャツには、見た目や着心地がいまひとつという声もあったが、最近は質感のよいものやコットン100%のものが増え、サイズやデザインも豊富である。しかも洗濯しても乾くのが早いので、着まわししやすい。毎日着るワイシャツ、手て間ま隙ひまをかけなくても、お洒落でいられるのである。
4.ATMは25日を避けて24日に使う
銀行のATMコーナーを利用する際には、25日を避けて24日に利用したい。
なぜなら、25日が給与の振り込み日という会社が多く、この日は通常よりも混雑するからである。1日早い24日に行けば、並ぶことなく快適に利用できる。
また、時間帯でも混雑する時間帯とそうでない時間帯がある。ATMならば昼休みの時間帯を避ける、映画を見に行くなら午後イチの上映を避けて見るなど、行動のタイミングをピークとずらすだけで、快適な日常生活を送れるようになる。
次の記事「「立ったまま仕事」で処理力がアップする~無駄を省く/時短術大全(24)」はこちら。
(生産性改善会議 / KADOKAWA)
本書は仕事に関する時短術を集めた、集大成となる1冊。時間の使い方が圧倒的にうまくなる411のテクニックを集めました。仕事が早いか遅いかは、知っているか知らないかの違いだけ。時短術を活用することで、少しずつ自分の時間は増えていきます。そして、その効果は必ず将来あらわれます!