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あなたは自分の時間を有効に使えていますか?
仕事時間を1日10分短縮できたとすると、1年間で40時間の短縮になります。すると5年で200時間、そして10年では400時間も短縮できるのです!
時短術の集大成となる1冊「時短術大全」から、ビジネスに役立つテクニックを連載でお伝えします。
未来のために、今できる小さなことから始めてみましょう!
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前の記事「「改めて清書する」をやめて1回で完了させる~無駄を省く/時短術大全(23)」はこちら。
◎無駄を省いて効率アップ
1.「立ったまま仕事」で処理力がアップする
仕事の処理力は、あえて居心地をよくしないことでも高めることができる。その1つの方法が、「立ったまま仕事」というスタイルである。
実際、イスに座って仕事をすると無闇に考え込んだり、打ち合わせが長引いたりしてしまうことは少なくない。あえて「立ったまま仕事」をすると、その姿勢はつらいため、仕事を早く終えようと処理力が自然とアップする。
打ち合わせなども立ってしたほうが、よりスピーディーに進むようになるはずだ。
2.歩幅を10センチ広くして歩く
自分の歩く姿を見る機会はあまりないものだが、やる気がなさそうにダラダラ歩いていないか親しい人に聞いてみよう。もしも、さえない歩き方をしていたら、歩幅を10センチ広くすると見た目も気持ちもぐっと違ってくる。
歩幅を広くすると、当然のことながら歩くスピードが速くなって目的の場所に早く到着する。それでいながらせかせかした感じはしないし、自然に姿勢が正しくなるので健康によく、周囲の人に明るく積極的な印象を与えることができる。歩き方は、自分の行動すべての基本となる。歩幅を広くして、スピードもやる気もアップさせよう。
3.自分の時給が何円なのかを計算してみる
「学生時代にアルバイトをしていたときは自分の時給を知っていたけれど、社会人になってからはピンとこない。月給の手取りや年収ならわかるけれど」。おおかたの人は、こんなところだろう。それなら、自分の時給を計算してみよう。
おおまかな計算だが、年収300万円の人が、1年間に残業を含めて2500時間の労働をしていたとすれば、1時間あたり1200円で働いていたことになる。これが年収600万円の人なら、1時間あたり2400円。会社が支払っている社会保険料などを加算すると、もっと多い金額となる。
自分の1時間の価値を知れば、いかに時間が貴重かがわかることだろう。
4.時間はお金を出してでも買う
もう少し時間があれば、あれもできるしこれもできると、ため息をついている人が多いことだろう。だが1日は誰にとっても24時間で、その中で自分の時間をどう捻出するか、どう使うかが問題なのだ。そして時間は、お金を出して買うこともできる。
移動の際、目的地まで電車でいくつもの路線を乗り換えなくてはならないなら、タクシーを使ってみてはどうだろう。
プライベートの場面でも、洗濯とアイロンにかける時間が惜しいからクリーニングに出す、食事を作ると後片づけまですることになるので外食にしておくなど、多くの選択肢がある。それぞれで得られる時間は短いものだが、まとめれば長くなる。
ただし、その時間を無意味に過ごしては、ただお金を使っただけのことになるので注意が必要。
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(生産性改善会議 / KADOKAWA)
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