『さるかに合戦なねこ』柿の実を取った後、ねこが木から下りてこないワケ/にゃんと!ねこむかしばなし

◆ハンプティダンプティなねこ

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◆元となったむかしばなし


ハンプティダンプティ
ハンプティダンプティは鏡の国のアリスに登場する卵を模したキャラクターとして有名ですが、元はイギリスの童謡でした。
曲の内容は「"ハンプティダンプティ"という何かよくわからないものが塀に座っていたが落ちてしまう。王様や兵隊やなど多くの人が塀の上に戻そうとするが誰も戻すことはできなかった」というものです。もともとこの曲はなぞなぞだと言われており、ハンプティダンプティとはなんでしょう?と続くのが定石だったと言います。
しかし、今ではハンプティダンプティが卵であるというのは誰もが知っているため、今ではあまりなぞなぞとして用いられることは少なくなったと言われています。

◆ごんぎつねなねこ

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◆元となったむかしばなし


ごんぎつね
昔、あるところにごんという名前のイタズラ狐がいました。
ある日、川辺で兵十という男を見かけます。ごんはいつものように軽い気持ちでイタズラをしたところ、なんとイタズラのせいでうなぎが取れず、活力の湧く食べ物を必要としていた兵十のお母さんが亡くなってしまったのです。このことを反省したごんはそれから毎日、こっそりと兵十に山の幸を届けます。
幾日か経ったある日、家の近くでごんの姿を見かけた兵十は「きっとまたイタズラしに来たに違いない」と思い、猟銃でごんを殺してしまいました。ごんの死体の周りに散らばった山の幸を見た兵十は「ごん、お前だったのか...」とつぶやいたのでした。

 
※この記事は『ねこむかしばなし』(ぱんだにあ/KADOKAWA)からの抜粋です。

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