『過ぎたるは及ばざるが如しとねこ』師の教えも覆す!? いくらでも吸えるもの/にゃんと!ねこむかしばなし

◆金の斧銀の斧なねこ

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◆元となったむかしばなし


金の斧銀の斧
ある日、働き者の木こりが仕事をしていたところ、近くの湖に斧を落としてしまいました。
すると湖の中から女神が現れ「あなたが落としたのは金の斧ですか? それとも銀の斧ですか?」と問いかけます。木こりが「どちらでもありません」と正直に答えると、女神は正直さに感心しその両方を渡しました。
そのことを聞いた別の木こりはわざと湖に斧を落とします。先ほどと同じように現れた女神に木こりは「落としたのは金の斧だ!」と答えます。すると女神は嘘をつかれたことに怒り、湖に姿を消していったのでした。

◆裸の王様とねこ

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◆元となったむかしばなし


裸の王様
あるところに洋服が大好きな王様がいました。ある日、王様が洋服好きと聞いた仕立て屋が「頭のいい人しか見えない服を用意した」といって、王様からお金を騙し取りました。そうとは気づかない王様はありもしない服を自慢し、周りの家臣たちも褒めました。
そして王様は裸のままパレードを行います。バカだと思われたくない人々は口をつぐみました。
しかし、一人の男の子が「王様は裸だ!」と叫ぶと、人々も「王様は裸だ」と口にし始めます。途中でパレードを中止することができない王様はそのままパレードを続行するしかないのでした。

 
※この記事は『ねこむかしばなし』(ぱんだにあ/KADOKAWA)からの抜粋です。

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