『過ぎたるは及ばざるが如しとねこ』師の教えも覆す!? いくらでも吸えるもの/にゃんと!ねこむかしばなし

『ねこむかしばなし』(ぱんだにあ/KADOKAWA)第25回【全59回】

もしも、あの物語にねこが登場したら...? 誰もが知っているような有名な昔話や童話にねこが参戦! ねこならでは魅力に思わずニッコリ&ほっこり。『ねこむかしばなし』『にゃんと!ねこむかしばなし』『みっけ!ねこむかしばなし』(すべてKADOKAWA)と、大人気シリーズから厳選したエピソードをお届けします。ねこまみれの幸せを堪能してください。

※本記事はぱんだにあ著の書籍『ねこむかしばなし』(KADOKAWA)から一部抜粋・編集しました。

◆過ぎたるは及ばざるが如しとねこ

『過ぎたるは及ばざるが如しとねこ』師の教えも覆す!? いくらでも吸えるもの/にゃんと!ねこむかしばなし cattales25_1.webp

◆元となったむかしばなし


過ぎたるは及ばざるが如し
昔、中国に孔子という思想家がいました。孔子には子貢という弟子がいました。
ある日、子貢は孔子に2人の人物を評してどちらが優秀か問いかけます。すると孔子は「片方は度が過ぎており、片方はやや不足気味である」と返答しました。それに対して子貢は「足りないよりは過ぎている方が良いですよね?」と確認を込めて聞いたところ、「度が過ぎているというのは不足していることと変わらない」と返答を受けます。
つまり、何事もほどほどがちょうど良いということを孔子は弟子に説いたのであり、その時に言った言葉が「過ぎたるは及ばざるが如し」だと言われています。

 
※この記事は『ねこむかしばなし』(ぱんだにあ/KADOKAWA)からの抜粋です。

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