『ねこむかしばなし』

◆十二支とねこ

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◆元となったむかしばなし


十二支
むかし、神様が動物たちに「元日の朝、私のもとにやってきた12番目までの動物には、1年交代でその年の長を務めてもらう」とおふれを出しました。元日当日、様々な動物が張り切って神様のもとに向かいます。
1番はじめに到着したのは牛...の頭に乗っていたネズミ、次が牛、続いてトラ、うさぎ、龍、蛇、馬、羊、さる、鳥、犬、イノシシの順番でした。

ところがこれで終わらず、13番目に到着したねこがものすごい形相でネズミを追いかけ回します。実はねこはネズミから競争の開催日が1月2日だと聞かされていたのです。この日以来、ねこはネズミを追いかけ回すようになり、決して寝坊しないように顔を洗うようになったのでした。

 
※この記事は『ねこむかしばなし』(ぱんだにあ/KADOKAWA)からの抜粋です。

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